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錯覚から動機付けが生まれる

 2018-11-04
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犬を連れて動物病院に行き、ワクチンの注射を打つ時など、、
飼い主さんの方が動揺をしてオロオロしてしまう事もあるかと思いますが、
では、犬を動揺させないように飼い主さんは毅然とした態度を見せ
表情一つ変えずに「大丈夫」と言っている方が良いのでしょうか?

人間の赤ちゃんと母親が病院に行って初めての注射をする時、
母親の反応は大きく3つのタイプに分かれるそうです。

1つ目は、全く動揺をせず、表情を変えないようにして
「大丈夫」と言って、赤ちゃんの気を逸らそうとするタイプ

2つ目は、赤ちゃんと同じような表情になり、
「痛かったね」と言いつつも「大丈夫、ママがついているわよ」
と言って赤ちゃんの気持ちをなだめようとするタイプ

3つ目は、赤ちゃんの不安や恐れ、怒りの感情に巻き込まれて
ひたすら動揺をしてしまうタイプだそうです。

では、どのタイプの母親が連れている赤ちゃんが
一番、早く泣き止んだか?と言いますと、
実は2番目のタイプだそうです。

ただただ、赤ちゃんをなぐさめるのではなく、
赤ちゃんの心の動きに共感し、
なだめながら、赤ちゃんの気持ちを立て直す事が
大切になってくるのだそうです。

まぁ、「注射を打つ」となると、
大人の方が動揺して、ついつい、自分が安心したいが為に
犬に落ち着いて貰いたくなってしまいますが、
そうした自分の気持ちや感情を重視した対応ではなく、
犬の気持ちや感情に寄り添い、犬の気持ちに対して
「痛かったね」とか「頑張ったね」と気持ちを代弁しつつ、
なぐさめるようにするのが良いみたいですし、そうして、
相手の気持ちに寄り添うようなコミュニケーションをする事で、
犬や赤ちゃんもまた、他者の気持ちに寄り添えるような
子になってくれるのではないかと思います。

世間体を気にしてしまうと、
泣いている赤ちゃんの機嫌をとにかく直そうとしてしまいますが、
そうした接し方だと、かえって感情は
元には戻り難くなってしまうそうですから、
赤ちゃんの気持ちに寄り添い(共感)、
赤ちゃんの感情を立て直す(調整)ことが大切になってくるみたいです。

これは、大人でも同じではないかと思います。
例えば、旦那さんが奥さんが怒っている理由が分からず、
喧嘩をしている所を他の人に見られるのが恥ずかしいから、
「分かった、分かった」と上辺だけの理解を示したり、
「今度、欲しがっていたバッグを買ってあげるから機嫌を直してよ」と、
その場さえなんとかなれば良い・・と言うような
態度をされると余計に腹が立つかと思いますが、
「そんなに悲しんでいるとは思わなかったよ」とか、
「思いやりが足りなかったね」などと、
こちらの感情に対して適切な言葉で気持ちを代弁してくれたり、
理解して貰ったり、慰めて貰えれば、
気持ちの建て直しも早くなるのではないかと思います。

とは言え、犬の「心」を見る事はできませんから、
犬の表情や身体の動きなどから
犬の「気持ち」を推測するしかなく、、
ここに「錯覚」が入り込む事はよくあるそうです。

犬とお散歩をしている飼い主さんが、
「ホラ、お花が咲いているわよ、キレイね~」
と犬に話しかけたり、
犬の位置からだとキレイな花壇が見えなさそうだと思うと、
犬を抱き上げて、キレイな花壇を見せてあげたり・・
なんて事も普通にあるかと思いますが、
そんな風に「犬はこんな事を感じている」とか
「犬はこんな事を考えている」と思い込むのは悪い事ではなく、
飼い主さんを「楽しい気持ち」にさせ、
犬に対する愛情も膨らみますし、
犬も飼い主さんの気持ちが自分の方へと向いているので
愛情を感じて自分に対する自信も高まって行くと思います。

勿論、あまりにも飼い主さんの「思い込み」が強く、
過剰な干渉のせいで犬の方が疲れてしまう事もありますから
注意が必要ですが、犬と一緒に居ても何も思わない・・
「犬が何を考えているのか?」にも興味が無いし、
「犬がどうしてそう言う行動をするのか?」
と言う事も考えない飼い主さんだと、
犬もまた、人の気持ちを読み取ったり、
「共感」したり「理解」したりする力が
育たなかったりするみたいなので
まずは、犬の気持ちに興味を持つ事が
大切ではないかと思います。

とは言え「犬が悪い事をたくらんでいる」と言った
マイナスの想像は不必要ですので、
「犬は何で喜んでいるのか?」
「犬は何をしてあげたら楽しんでくれるか?」と、
一緒に楽しめる方法を想像したり推測して
それが正解だった時に一緒に過ごせる楽しい時間を想像して
それを「行動する動機」としてみるのも
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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