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欲求の先読み

 2018-11-03
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犬も1歳ぐらいまでは素直で大人しく、吠えもしなければ、
行動の問題も起こさない「良い子」だったりする事は多いですが、
「自我」が目覚めてくると、自分の行動によって
周囲の環境が変化する事を理解しますので、
飼い主さんに甘えたり、吠えたり、イタズラしたりして、
自分にとって都合の良い環境を作り出そうとしたり、
飼い主さんの要求と自分の「こうしたい」がぶつかって、
問題を起こすようになる事も多いです。

そうして犬が自分の中の「こうしたい」を表現するようになり、
飼い主さんの手を煩わせるようになると、
飼い主さんの方も先回りをして犬を吠えさせない・・
問題行動を起こさせないようにしたりする事は多いです。

犬が吠えないようにピンポンが鳴ったら犬を抱き上げて
玄関まで連れて行って「誰が来たか?」を確認させたり、
犬が悪さをしようとするのを感じたら、
「犬が何を欲しているのか?」を推測してオヤツを与えたり、
おもちゃを与えたりして問題を起こさないようにさせたり・・・

飼い主さんとしては、犬を吠えさせたり、
困った行動をさせなかったわけですから
「お互いにとって望ましい関り」だと思ってしまいますが、
犬の心の発達を考えた場合、
犬が自分の不満や不快な気分になりかけた時に
飼い主さんが率先して、それを解消してしまうと、
犬は自分で不満や不快な気持ちをコントロールしたり、
解消したりする術を学べませんので、
段々と、ちょっとした事でも吠えたり、
暴れたりするようになってしまう事も多いみたいですし、
自分の不満や不快を自分で解決しよう・・とも、
解決できるとも思わなくなって、
嫌な事があると、ただひたすら吠えまくるような、
望ましくない行動をする犬にしてしまう事もあるみたいです。

勿論、だからと言って、犬が不安を感じて吠えていても何もしない・・
と言うのも問題で、犬が飼い主さんに対してSOSを求めた時は、
すぐに反応してサポートをしてあげる事で、
犬は「自分は大切にされている」と感じて、
自分自身に対する自信を持つ事ができますし、
不安や不快のサインを発した時に、
飼い主さんがその不安や不快を解消してくれた事で
飼い主さんに対する信頼感も強まり、
飼い主さんの姿が見えなくなったりしても、
「つながり」を感じて「自分は大丈夫」だと思えるようになったりするそうです。

そうして、自分が不安や不快を感じて助けを求めたら
飼い主さんがすぐに助けてくれる・・と言う事を理解すると、
犬も不満や不快に対する見通しができるようになって精神的に安定しますし、
逆に「この行動をすると怒られる」と言う事を理解すると、
「その行動をしなければ怒られない」と言う事が分かるので、
自分の行動の選択に自信が持てるようになりますが、
逆に犬の行動に対してなんでもかんでも叱っていたり、
一昨日は大丈夫だったのに、今日は同じ行動で叱る・・となると、
犬は自分の行動に対する結果が予想できなくなって
不安や不満を感じるようになると思います。

そんな感じで、いつもイライラして不満そうにしていたり、
自信をなくしているような犬は、
飼い主さんが叱ってばかりいたり、、
「何をしても叱られる」と思っていたりしますので、
犬の行動を見て「そうだね」と
正解を示してあげるようにしてみると、
犬も「これをしたら喜ばれる」とか
「これをしたら怒られる」などが理解できるようになるので、
自分の行動の選択に対して自信が持てるように
なるのではないかと思います。

犬が不満や不快を感じていると、すぐに先回りをして、
それを取りのぞいてあげたくなってしまいますが、
そうした「愛情表現」が結果として犬の感情表現を苦手にしてしまったり、
自分の感情のコントロールができなくなってしまったり、
飼い主さんの気持ちも読み取れない・・
読み取る必要が無いと思ってしまうと言った
「発達」に関る問題を生んでしまう事もありますので、
今だけを見るのではなく、
「本当にそのサポートは犬の為になるのか?」と考え、
半年後、一年後の犬の成長を考えて
サポートの仕方を考えてあげるのも
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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