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ショック療法には注意

 2018-10-05
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自分の犬が内気だと
「どうしてうちの子は?」と思ってしまいますが、
「引っ込み思案な犬」は沢山、居ます。

犬を見ると逃げ回ったり、逆に吠えて遠ざけようとしたり、
あるいは、その場に固まって気配を消したり・・と、
引っ込み思案なせいで犬友達ができなかったりすると、
飼い主さんはドッグランに連れて行き、
「フレンドリーな犬の中に放り込めば、
 自然とお友達もできるだろう・・」と考えたりしますが、
多くの場合、ドッグランのフェンスに沿ってウロウロとし、
他の犬が来ても気づかないフリをしたり、
あるいは、飼い主さんの足元に陣取って、
近寄ってくる犬に吠えまくったり・・で、終わってしまう事も多いです。

勿論、犬によっては、そうした「ショック療法」によって
犬に対する苦手意識が弱まったりもしますが、
刺激が強すぎたり、長すぎたりすると、
逆に苦手意識を強めてしまう事もありますし、
犬と仲良くなるよりも、
「気づかないフリをすれば他の犬をスルーできるんだ」とか
「犬が来たら吠えてやれば、遠ざける事ができるんだ」と、
犬と関らない方法を強めてしまう事もありますから
単純に犬の中に放り込めば良くなると言う事ではありませんし、
犬とのコミュニケーションスキルがないばかりに
咬傷トラブルが起きてしまう事もありますから、
犬の表情や行動などを見ながら
常にサポートをしてあげる事も必要だと思いますし、
そうしたトラブルが起きた時に対処できるよう
自分でもなんとかできる範囲でも環境作りも
大切になってくると思います。

勿論、「不安」や「苦手」は、単純に経験が少ないからだったり、
良い経験をあまりしてこなかったから起きる事も多いので、
犬同士を会わせて、コミュニケーションの機会を作る事で
犬の「不安」は弱まって行くと思いますし、
そこで楽しい経験を多くしたり、
「犬と会ったけど怖い事は何も起きなかった」
と学ぶ事で、他の犬に対する苦手意識も弱まって行くと思います。

ただ、その為には飼い主さんが犬と犬の仲介役となり、
コミュニケーションをするきっかけを作ってあげる必要もあったりします。
今は少ないかもしれませんが、子供同士の遊びに新しい子が入る時、
積極的に声をかけたり、面倒を見たりする、
お兄さん、お姉さん的な役割の子が居たりすると、
内気な子もスムーズに仲間に入れたりすると思います。

それは、大人になっても同じで、新しい職場やサークルなどで、
世話役と言うか、積極的に声かけをして、
古くからのメンバーと新しいメンバーの橋渡しをしてくれる人が居ると、
より早く、そのチームに馴染めると思いますから、
犬達の中に自分の犬を混ぜて貰う時は、
飼い主さんが率先して、他の犬達におやつをあげたり、
遊んだりして「楽しい存在」となる事も大切だと思いますし、
犬達も「楽しい存在」が連れてくる犬なら
多少、コミュニケーションが苦手でも大目に見てくれると思いますから、
そんな感じで、焦らず、ゆっくりと犬達と自分の犬の橋渡しを
してあげるのも良いと思いますし、
そうした飼い主さんの姿を見る事で
犬が苦手な犬も「あの子達は怖くない」とか
「あの子達と一緒に居ると楽しい」となって、
段々と積極的になって行ってくれるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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