「記憶」と「習慣」

 2018-02-14
03DSC00045_20180223192959347.jpg

人目を気にしてしまい、
つい、自分らしい考え方で犬を育てる事ができなかったり、
失敗して怒られたり、笑われたりする事を恐れて、
つい、行動する事に対して消極的になってしまう飼い主さんに対して
「あんまり周りを気にしない方が良いですよ」とか
「ミスや失敗は成功の確率を増やす為には必要な事ですよ」
とお伝えすると「分かりました」とは言ってもらえるものの、
なかなか、気持ちや思考を切り替えられない事は多いです。

勿論、一度、言われたぐらいで
考え方がすぐに変われるなら苦労はしない・・と言う感じだと思いますが、
一つの考え方として、アドバイスの受け取り方を
「記憶」から「習慣」に変えてみるのも良いのではないかと思います。

学生時代の授業は先生に言われた事や
教科書に書かれた事を「丸記憶」するのが主流です。
公式を覚えたり、年号を覚えたり、地名を覚えたり・・
そうして問題と答えを記憶すると
出題された時に記憶の中から思い出して解答できますが、
でも、それって「出題」をされてから答えを出す・・
と言う流れになってしまうのではないかと思います。

つまり、
「人目を気にしない方が良い」とか
「ミスや失敗を恐れない方が良い」と「記憶」しても、
それを思い出すのは「人目を気にした後」や
「ミスや失敗をして落ち込んだ後」で
それから「人目を気にしないのが正解だった」とか
「ミスや失敗をして落ち込んだ後にミスや失敗をしても良いんだ」と気づいても、
逆に人目を気にしてしまった事・・
ミスや失敗をして落ちこんでしまった事で落ち込む・・など
「できなかった事」で余計に気分が滅入ってしまうとしたら
「最初からやろうと思わない方が良かった」となってしまう事もあると思います。

だから、「こうしたい」とか「こうなりたい」と思った事は
「記憶」をするのではなく「習慣」を変えて行く・・
と言う方向で考えて行くのが良いのではないかと思います。

そうして「習慣」を変えて行けるように意識していると、
問題が起きる前から「こうしたい」とか「こうなりたい」と言う考えがチラつくので、
いざ、問題が起きた時も人目を気にした対応をしてしまう前に
「人目を気にしないようにしよう」と思って行動ができたり、
ミスや失敗をして落ち込む前に
「ミスや失敗をしてもOK! 気にする事はない」と
前向きになれるのではないかと思います。

こうした「意識改革」は犬を育てて行く時にも有効で、
犬が行動の問題を起こした時も
「こうしなければ」と「記憶」で覚えていると、
「記憶」を思い出す前に犬を叱ったり、犬を抱き上げたり・・と
いつもの対応をしてしまうかもしれませんが、
そうではなく「習慣」として意識し、
「習慣を変えよう」と思い続ける事で
犬が行動の問題を起こした時も、
いつもの対応をしてしまう前に冷静に対応ができるのではないかと思います。

学校のテストのように「問題」が起きた時に
「記憶」を模索して正解を引き出そうと思うと
どうしても対応が遅れてしまいますし、
犬の行動の問題の場合、問題が次々と出題され続けるようなものなので、
それを一つ一つ、「どうするんだっけ?」とか「あぁ、これをやらなきゃ」と
正解を出そうと思えば、たちまちパニックに陥ってしまったりしますので、
常に「やるべき事」を「意識」し、
問題と同時並行で対応して行くようにすると、
沢山の問題が目の前で広がっていたとしても、
そこから、一番、重要な問題を判断し、対応できるようになるそうですので、
犬の行動の問題に対応も「覚えればOK」にするのではなく
「意識する事」と「意識し続ける事」と言う方向で
犬育てを考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
カテゴリ : トラックバック(-) コメント(-)
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫