どうせ思考

 2017-10-30
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犬の行動の問題で悩んでいる飼い主さん・・
色々とやってみたけど、
結局、これと言った結果が出ない事に嫌気がさし、
他の飼い主さんから色々とアドバイスを貰っても
「これまで色々とやってきたけどダメだったから、
 他の方法をやっても、どうせダメだろう・・」
と諦めてしまう事もあると思います。

これまで、色々とやってきたけどダメだったから、この先もダメ・・
なんて事はないのですが、頑張りに対して結果が出ないと、
「頑張る」と言う行動に意味が見出せなくなってしまい、
「やる気」が失われてしまう事はよくあると思いますし、
それは当然の事だと思います。

勿論、どんなに頑張っても無理な事もありますから、
飼い主さんの方が意固地になってしまうよりは
その子の「個性」として受け入れてあげる事も大切だと思いますが、
例えば、これまでのやり方の中にもそれなりに結果が出ていたにも関らず、
「望んだ結果がでるかどうか?」でしか見ていない為、
小さな成長を認められずに「このやり方はダメだ」と、
早々に結論付けてしまっていたとしたら
それは、ちょっと勿体無いように思います。

ちなみに
「これまでもそうだったから、
 これからもどうせダメに決まっている・・」
と言うような思考を「どうせ思考」と言うそうです。

「どうせ」から始まる言葉として、
「どうせ、自分はダメな飼い主だ」
「どうせ、旦那に言っても理解してくれない」
「どうせ、誰も助けてなんかくれない」
「どうせ、ダメな飼い主だとみんな思っているに決まっている」
など、「どうせ」で始まる言葉は消極的で、
「これから、自分達を変えて行こう」
と言う意欲を失わせてしまう事は多いです。

しかし、そうした「どうせ思考」が
自分に向かって働いているだけではなく、
他者に向かっても働くようになってくると
さらに問題が大きくしてしまう事もありますので注意が必要です。

「どうせ、犬に教えても覚えやしないだろう」
「どうせ、待っていてもできないに決まっている」
「どうせ、私の事をバカにしている」
「どうせ、私よりも旦那の方が好きに決まっている」
など、犬に対して「どうせ」と思っていると、
犬に対しても消極的になり、
「犬と一緒に変わって行こう」と言った思考にならずに、
「より良い未来」への可能性を失ってしまう事にもなりかねないのです。

これも、犬に「教える」と言う努力をしたにも関らず、
望んだ結果にならなかった事で
「やる気」が失われてしまったからだと思いますが、
飼い主さんの中に犬に対して
「こんなに頑張ったのだから~であるべき」と言う
「思い込み」があると、その通りにならない犬に対して怒りを感じたり、
「自分が悪いのではない、犬が悪いのだ」と、
問題を全て、犬のせいにしてしまっている事で自分が頑張る必要は無い・・
と思ってしまう事もあるみたいです。

だから、信頼できるトレーナーさんを探して、
「頑張ったら結果が出る」と思うようにしてみたり、
「こんなに頑張ったのだから~であるべき」と言う
「思い込み」をもう一度、よく、考えてみるのも
良いのではないかと思います。

「こんなに頑張ったのだから」と言うのは、
飼い主さん自身の気持ちです。
確かに凄く頑張ったのかもしれませんが、
その頑張りが犬に届いていなければ、
犬は「どうしたら良いか?」が分からないので、
「行動を変えられない」と言う事もあると思います。

例えば、会社勤めのお父さんが週末になると
「接待ゴルフ」に行くとします。
お父さんは「家族の為に・・」と思っていても、
奥さんや子供は実際に遊んで貰ったりしているワケではないので、
どんなにお父さんが頑張っていたとしても、
それが「愛情」だとは思えない・・
と言うのに近いのかもしれません?

「教えた」と言うのは、教えた側が満足する事では無く、
「教わった側」が1人でもできるようになって、
はじめて「教えて貰えた」と言えるそうです。
つまり、犬が「できない」としたら、
飼い主さんは「教え終わった」わけではなく、
まだ、教えている最中になってしまいますから、
犬にも理解できるように分かりやすく教えてあげる必要が
あると思います。

「どうせ思考」は理想と現実の差から来るギャップ・・
納得できない結果に対する苛立ちから来ている事もあると思いますが、
「理想」も「納得できない気持ち」も
飼い主さんの中の「~であるべき」があるから
生まれてしまうのかもしれませんので、
怒りや苛立ちを感じて物事を投げ出してしまい、
結果、より良い未来への可能性を捨ててしまうのは勿体ないですから、
受け入れがたい現実だったとしても、
「理想はこうだったけど、結果はこうだった・・
 でも、これで人生が終わりと言うワケでは無いし、
 自分がダメであると言う理由にはならないのだから
 これから、違うやり方も取り入れつつ
 できない事ができるようになる可能性がまた見つかった!
 と言う気持ちで頑張ろう」と思うようにしてみるのも
良いのではないかと思います。

まぁ、良くない結果が続くと、本当にやる気が失われますが、
そんな時は完璧を目指すのではなく、
ちょっとでも良くなった所に目を向けるようにして、
日々の成長を感じるようにしてみると、
再び「やる気」が出てくるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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