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中~長期的に考える

 2017-10-26
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精神分析をおおまかに言うと、
心に浮かぶ事を話したり、夢の分析などを通して心の奥底・・
無意識に抑圧されていた「トラウマ」などを自覚化して行く事によって
治療を行うそうですが、「~であるべき」や「~でなければ」と言うのは
殆どの場合、本人は自覚をしておりませんから、
それも「無意識」と言って良いかもしれません・・
ただ、その辺りは「気づき」さえあれば、比較的、簡単に意識化できるものですし、
そうした「思い込み」は「深層心理の問題」として扱うよりも、
「気づき」によって「自分勝手な理屈」として
「思い込みを変えて行く為の行動」をした方が具体的ですし、
問題解決も早いそうです。

相手の話を黙って聞き、
相手を受け入れる事で相手の鏡となり、
気持ちの安定をサポートする・・
と言うカウンセリングのやり方もありますが、
それで「トラウマ」や「強い思い込み」がある事に気づけたとしても、
「では、それからどうしたら良いか?」が無ければ、
また、根本的な解決にはなりませんから、
気持ちの混乱や悩みの元となっている「思い込み」に対して積極的にアプローチをし、
自覚化する事で「考え方」を変えて行く為の提案を行い、
最終的にはサポートなしでも、自分で自分の否定的感情にアプローチし、
「思い込み」を変える事によって考え方を変え、
感情を変え、行動を変えて行けるようにする・・
と言うのが良いのではないかと思います。

犬と暮らす時も「犬の気持ちを知りたい」とか
「犬の心の声を聞きたい」と一生懸命に頑張る飼い主さんは多いですが、
例えば「人や犬が近づいてきたら吠えて追っ払った方が良いんだ」と、
犬が間違って覚えてしまっていたり、
特定の犬種に対して「怖い存在」と言う認識を持ってしまっていると気づけた時、
そう言う状況にならないように避けて、逃げて、
対処をするのも一つの方法だとは思いますが、
「それは、間違った思い込みだよ」と、
犬が持っている「思い込み」を変えていけるように
サポートをしてあげるのも良いと思いますし、
その為に「思い込みを変えてあげるためにはどうしたら良いか?」と考えたり、
調べたりする方が根本的な問題解決にもなるのではないかと思います。

しかし、「思い込みを変える」と言うのは「思考の習慣」を変える事なので、
時間と手間がかかります・・・
また、習慣を変える事による犬の行動の問題の改善などは、
犬にストレスを与え過ぎないように無理の無い範囲で行われますので、
結果が出るまでに長い時間がかかる事も多いです。
反面、新しい習慣を邪魔する習慣・・
例えば「吠えたら犬の口を抑える」とか
「吠えたら抱き上げる」とか「強く叱って止めさせる」などは、
手っ取り早く結果が出ますので、
自分の行動に対するメリットがすぐに出て分かりやすいです。
なので、苦労のワリにはメリットが見え難い、
中~長期的な行動の変化・・習慣の変化に魅力を感じる事ができず、
すぐに結果が出せる(これまでの)行動に飛びついてしまう事は多いですが、
すぐに結果が出るから良いか?と言うと、
口を抑えたり、抱き上げたり、叱って止めさせる・・と言うのは、
飼い主さんが犬の行動を止めているだけで
犬が自分で「そう言う行動はしない方が良い」と気づいて
止めたわけではありませんから、
今後も飼い主さんが犬の行動を止め続けなければならなくなり、
長期的に見ると、結果が出ない上に、
犬が飼い主さんのアプローチに慣れてきたり、反抗するようになると、
逆に行動の問題が悪化してしまう事もありますから、
目先の損得ばかりを考えるのではなく、
中~長期的な視野を持って、犬のしつけを行う事も大切だと思います。

職場や家庭内でも、感情的に喋る事によって
「言ってやった!」と気分が良くなる事はありますが、
中~長期的に見ると、相手との関係性が悪くなったり、
自分の立場が悪くなったりして「言わなければ良かった」と
後悔してしまう事もあると思います。
それでも、また、同じ行動を繰り返してしまう時は、
その考え方や思い込みをする事によって自分の感情はどう動くのか?
幸せや楽しさを感じるのか?
それとも、最終的には後悔が残るのか?と、
中~長期的な損得で考えてみる事で、
自分の無意識の思い込みに「気づき」を与え、
損が多いのなら止める方向で行動をする・・
と言うのも良いのではないかと思います。。

自分の気持ちと向き合い、対話をする事で自分の気持ちに整理がつき、
すっきりした気分になる・・・
しかし、しばらくすると、また、気持ちが混乱してしまう事はよくあります。
考え方も「習慣」なので部屋の掃除と同じで、
一度、部屋をキレイにしたからと言って同じような生活習慣を続けていれば、
また、部屋はゴチャゴチャになって混乱してしまう・・
そんな風に長い年月をかけて作り上げられた「習慣」が
短期間で完璧に治るなんて事は難しいので、
「あ~あ・・また、元に戻っちゃった・・私って本当にダメね・・」
なんて思って、行動する事を止めてしまうのではなく、
できなければ、できる所まで戻るようにして、
また、イチからでも始めてみるのも良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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