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可哀想な自分

 2017-10-24
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「自己憐憫」・・
何か問題が起きた時、「私って可哀想」と
落ち込んでしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
「自分はダメな人間」と言う落ち込み方と違う点は?と言うと、
「落ち込んでいる可哀想な私」と言う中には、
「私の思い通りにならない出来事が起こるなんてあってはならない事」
と言うような気持ちから起きている事も多いみたいです。

「あなたは私に対して思いやりを持って接しなければならない」と言う意識があり、
だからこそ、「そうではない、私は可哀想」と言う思考になってしまう・・

犬の中にも「可哀想なフリ」をする子は結構、居ます。
多頭飼いで下の子にイジメられたり、
オモチャを取られたりすると部屋の隅の方へ行ってイジける・・
そうすると、飼い主さんが「可哀想だ」と寄って行って慰めたり、
取られたおもちゃを取り返して渡したりするので、
何かあると、身体をブルブルと震わせて、
悲しそうな顔をしたりするようになってしまいますが、
実際は神経が太くて、
「私が飼い主の愛情を一番に受けて当たり前」とか、
「なんで私がこんな目に遭わないといけないの?」など、
思い通りに行かないので、飼い主を動かす事によって
自分の思い通りの環境を手に入れようとしている事は多いみたいです。

ある意味、飼い主さんも含めてその犬に良いように動かされている・・
と言う事もあったりするのですが、
意外と「犬がそんな計算をしているなんて!?」とか
「分かってはいても、嫌われたくなくて・・」と、
犬の行動の問題を助長させてしまっている事も多かったりするそうです。

しかし、「自分の思い通りにならなくてはならない」とか、
「自分が不幸な目にあうなんておかしい」みたいな気持ちを
犬が持っていたらどうでしょう?
そんな自己中心的な考え方では、
他の子と仲良くなるのは難しいように感じます。

生きていれば、自分の思い通りになる事もあるし、
思い通りにならない事もある・・
それを受け入れて、そう言うものだと思っていれば、
自分の思い通りにならない事が起きても、
「私って可哀想」なんて思う事もありませんし、
「じゃあ、もっと楽しい事を探そう」と、
自分の足で歩き出す事もできると思います。
でも、そうした前向きな考えの邪魔をしているのが、
飼い主さんの「可哀想」とか「心配」と言った
気持ちなのかもしれません?

犬が自分にとって嫌な事が起きた時、
可哀想なフリをすると、飼い主さんが心配をしてくれて、
自分にとって都合の良い方向に環境を変えてくれるので、
何か困った事があった時は「可哀想なフリ」をすれば良い・・
と思っていて、それ以外の解決法を知らない・・
でも、その方法は飼い主さんにしか通じないので、
お外で他の犬とコミュニケーションをする時も
「可哀想なフリ」をするけれど、
相手の犬は理解できずにドンドンと近寄ってくるし、
逆に相手の犬が遠ざかってしまって、
コミュニケーションをしたいと思ってもできない・・
となると、困ってしまうのは犬だったりします。

だから、飼い主さんとしては、
犬が可哀想なフリをした時、
「本当にかわいそうなのか?」と考えてみる・・

「犬が自分の思い通りに行かないで落ち込んでいる」

「世の中、どれだけの人や犬が自分の思い通りになっているのか?」
と考えてみる

「落ち込んでいる姿を見るのは辛くて可哀想」

「その気持ちは犬が辛くて可哀想からなのか?
 それとも、その姿を見ている自分が辛くて
 不安を感じているからどうにかしたいと思っているのか?」
と考えてみる。

人間でも「どうせ、私はダメだし」と自分を卑下する事で
「そんな事は無いよ」と励まして貰おうとしたり、
自分に注目を集めつつ、自分への攻撃を避けたりする事もありますが、
いつもいつも、そう言うネガティブな事を言っている人は
「面倒くさい」と嫌われてしまう事も多いです。

しかし、そうは言っても、その思考の習慣が身についてしまっていて、
実際、理想の自分と今の自分を比較すると、落ち込むしかないので、
前向きな気持ちになんてなれない・・と言う事もあるかもしれませんが、
その思考の結果、どれだけのメリットとデメリットがあるか?と言うと、
自分の不幸話をする事で、一時的には注目を浴びたり、
周りの人から「そんな事は無いよ」と言って貰えて自尊心も回復するものの、
長い目で見ると、友達が離れて行ってしまったり、
いつまでも、本当の意味で自分の事を大切に思えなかったり・・と、
デメリットの方が多かったりするのではないかと思いますし、
自分だっていつまでも自分の事を可哀想だと言って立ち直ろうとしない人を
助け続けられるか?と言うと、無理だと思いますので、
「自分って可哀想」とか「自分はダメな人間」と言う思考は、
一時的にはあるかもしれないけれど、それを武器にして得をしようとしても、
実際は大きな損をする事になってしまう可能性があると言う事を自覚しつつ、
「自分は不幸だ」とか「自分はダメ人間だ」と自分を責める前に、
自分を変える為には?
状況や環境を変える為にはどうしたら良いか?
を考えた方が良い気分でいられると思います。

それは、犬に対しても同じで、
「可哀想なフリ」をしている間は、自分で自分を良くしようとは思わないし、
自分の力で環境や状況を変えるような努力をする事もない・・
いつまでも、周囲に対して不満を持ち、飼い主さんを動かして、
自分の事ばかり考えているような犬になって欲しくないのであれば、
多少、思い通りにならない事が犬の身に起きたとしても、
「この子なら大丈夫」と信じてあげるのが良いと思いますし、
「辛いかもしれないけど悲劇ではない」と、
飼い主さんもまた、自分で自分に語り掛けつつ、
一緒に耐える努力をしてみるのも良いのではないかと思います。

勿論、犬任せにするだけダメで、
犬が頑張って耐えたら「頑張ったね」と声をかけてあげ、
辛い状況や環境なら、それを乗り越える方法を教えてあげつつ、
犬が乗り越えられないような逆境だった場合は、
すぐに助けてあげて、できる事は頑張らせ、できない事は助ける・・
と言うスタンスで一緒に過ごしてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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