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ダメな私

 2017-10-23
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犬を飼う前は、犬の行動の問題は全て、犬が悪い・・
と思っていたり、思っていた人も多いのではないかと思いますが、
実際に色々な飼い主さんと接したり、お話などを聞いていると、
飼い主さん自身のマイナス思考・・
否定的な考え方や行動の習慣が犬の行動の問題を引き起こしていたり、
良くなりかけている犬の考え方や行動の足を引っぱってしまっている・・
と言う事も多いみたいです。

何か問題があると、飼い主さんの方がすぐに落ち込んでしまい、
なかなか、前向きな気持ちになれない・・
実はそう言う気持ちの原因となっているのが、
「自己非難」
「自己憐憫」
「他者憐憫」
の3つだそうです。

例えば、お散歩中に相手の犬から吠えられたり、
相手の飼い主さんが不用意に犬を近づけたり、
自分の犬が自分勝手に吠えたとしても、
「自己非難タイプ」の飼い主さんは、
「全て自分が悪い」と思って落ち込んでしまうそうです。

何か問題が起きる度に「自分が悪い」と考え、
「失敗をさせてしまったダメな私」と落ち込んでしまう・・
でも、人間は完璧な存在ではないのですから、
失敗を完全に無くす事はできませんし、
それは、犬も同じで、失敗を繰り返す中から「どうしたら良いか?」を考え、
成功できる為に進んで行くのだと思います。
でも、そうは思えなくて「自分の失敗を許せない」となってしまうのは
「完璧でなければいけない」とか
「正しくなければいけない」と言う「思い込み」があるからで、
「完璧にできる事」を基準に「減点方式」で考えるから
自分をドンドンと否定する事になってしまいますし、
「自分はダメだ」と落ち込んでしまう結果になるのだと思います。

何かを始める時、
「最初はうまくできないから、上手くできるように頑張ろう」
と言うのと、
「最初から完璧にできないとダメで失敗をしてはいけない」
と言うスタンスでは、色々な事が大きく異なります。

「最初は上手くできないけど、だからこそ練習して上手くなろう」
と言う人は、努力をする事ができますが、
「最初から完璧にできないとダメで失敗をしてはいけない」と言う人は、
ちょっとした失敗でも自分を責めて落ち込んでしまいますが、
落ち込んでも上手くはなりませんし、
気持ちが滅入ると改善しようと言う意欲が沸いてきませんから、
いつまでも、ウジウジと考えて前向きに行動する事ができず、
結果、自分を責めるだけで、改善する為の方向に行きませんし、
飼い主さんが前向きに動き出さなければ、
犬も正解への道を教えて貰えませんので、
一緒になって同じ過ちを繰り返したり、同じ位置で足踏みをしてしまう・・
と言う事もありますので注意が必要です。

人はその選択をした結果、良い事が起きると、
次の機会もまた、同じ選択をしようと考えるそうですが、
「自己非難」の思考のメリットは?と言うと、
自分を卑下する事で周囲の同情を買ったり、
周囲からの攻撃をストップする事ができるから・・
ではないかと思います。

何か問題が起きた時、
周りから責められる前に自分から非を認め、
謝ってしまう事で相手から
それ程、責められる事がなくなる・・と言う事はありますが、
犬との暮らしを考えた場合、
問題は飼い主さんが責められるかどうか?ではなく、
「なぜ、失敗をしたのか?」と言う原因をつきとめたり、
「次は失敗しないようにする為にどうしたら良いか?」を考えたり、
失敗をしないように準備をしたり、練習をする・・・
と言う事が大切になってくるのではないかと思います。

結局、「完璧でなければならない」とか
「失敗をしてはいけない」と言う「思い込み」が強いから、
ミスや失敗をした時に激しく落ち込んでしまい、
許しを得る為に自分を責め、
そうした、自分なりの儀式が終わると、
少し罪の気持ちが薄れてきますが、
犬の行動の問題が改善されたわけではありませんし、
他者とのコミュニケーションが良くなったわけでもありませんから、
再び同じような問題が起きると、反射的に自分を責め、
自分の気持ちが落ち着いてくると、
「なぜ、失敗をしたのか?」とか
「次にミスを起こさない為にはどうしたら良いか?」
と言う事を忘れてしまう・・
と言う事を繰り返してしまうのかもしれません?

でも、それは、「ミス」や「失敗」と「人格」を
同一視してしまっているからではないかと思います。
つまり、ミスや失敗をした人は悪い人間・・
と言う「思い込み」があるからだそうです。
勿論、ミスや失敗はなるべくしない方が良いですが、
でも、人間なんだからミスや失敗はつきもの・・
どんなに気をつけていても起きてしまうのがミスや失敗であり、
ミスや失敗をしたから「問題児」とか
「ダメな人」と言う事ではないと言う事だそうです。

この辺りは大切な事のわりに混在してしまう事も多いですが、
例えば、犬が行動の問題を起こした場合、
反射的に「問題がある犬」とか
「反抗している」と思ってしまう人も居たりしますが、
実際は犬はまだ、それが悪い事だと教わっていなかったり、
理解をしていないのかもしれないのだから、
行為と人格は分けて考えるべきであり、
お散歩中の犬同士のトラブルも、
「誰が悪い」とか「どちらが悪い」と言う事では無く、
問題は犬を見て吠えてしまう「行動」にあるのだから、
自分を責めるのではなく、
犬の行動を正しい行動へと変えてあげる為にはどうしたら良いか?
と考えてあげるのが良いと言う事だと思います。

少し、長くなってしまったので、
「自己憐憫」と「他者憐憫」は次回へ (^▼^)ノ
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