言う事を聞かないと叩くよ

 2017-08-03
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「ウチの犬は気が強いから”ダメ”とか
 ”イケナイ”と叱ってもまったく効果がなく、
 手を振り上げて”叩くよ”と脅さないと言う事を聞かないんです」
と言う飼い主さんもたまにいたりします。

犬に言う事を聞かせると言うのは難しいと思います。
特に犬が何か別のものにロックしてしまっていて、
意識が完全にそっちの方に行ってしまっている時などは、
いくら大声を出しても、全く聞いてくれないので
困ってしまったり・・

でも、そんな時でもリードショックを入れたり、
リードで犬の身体を吊り上げたりすると
一瞬で行動を止める事ができるで効果的と、
ついつい、「力」に頼ってしまったり、
「脅し」や「痛み」など「負の動機」で
犬の行動をコントロールしようとしてしまう事も
多いのではないかと思います。

でも、それでは犬はどうして飼い主さんが
そう言う行動をしたのか?に気づけないかもしれません?
自分が悪い事をしたとも思っていないのに、
急に飼い主さんが怖い事や痛い事をしてきたら、
犬は自分の行動をいけない事だと気づかないまま、
ただただ、飼い主さんに対して強い警戒心や猜疑心、
不信感を持ってしまう・・と言う事もあると思います。

人間も昭和時代の育児は「愛のムチ」と言って、
体罰で子供の行動を正して行くスタイルが主流でした。
でも、今は体罰は良くないとされているのです。
なぜなら、体罰を受けた子は
「悪い事をしたから叩かれた」と思うと同時に
「相手が悪い事をした時は暴力を振るっても良い」
と間違った考えを持つようになってしまうからだそうです。

そうして、「自分が正しければ暴力を振るっても良い・・」とか、
「自分の思い通りにならない時は暴力で解決すれば良い・・」
と言う思考になってしまえば、
大人になっても話し合いのできない人に
なってしまうかもしれないのです。

そして、それは、犬を育てて行く時も同じだと思います。
犬が言う事を聞かないからと体罰をしたり、
「叩くよ」と体罰をするフリをして言う事を聞かせようとしていると、
犬も自分の身を守る為に「噛む」と言う行動を
してくるようになる事は多いのですし、
そこで「噛む」と言う行動が有効だと知ると、
今後も自分の身を守る為・・
自分の要求を通す為に「噛む」と言う行動を
してくるようになる事もありますので、
「力」で抑えつけようとすれば「力」で反発してくると考え、
「力」に頼らない教育が必要になると思います。

そもそも、「体罰」や「叩くふり」をしないと
犬に言う事を聞かせられない・・とか、
怖い人がそばに居ないとルールを守れない・・
と言うのでは、「しつけができている」とは言えないと思います。

では、力に頼らずに教える為にはどうしたら良いのでしょう?
答えは「良い行動」を「習慣化」してしまえば良いのです。
「ごはんの時はクレートの中に入って待つ」
「お散歩の時は玄関に行って座って待つ」
「インターフォンが鳴ったらソファーの上に移動して座る」
など、飼い主さんが指示や命令をしなくても、
日々の暮らしの中で
「そうした行動をした方が良い事がある」とか
「そうした行動をしないとなんか落ち着かない」と
思わせてしまうのが習慣の力です。

勿論、そこまで行くには長い時間をかけて、
何度も何度も繰り返し教えてあげる必要があると思いますが、
この先も犬を脅して言う事を聞かせる・・
と言う事を続けて行く事を考えたら、
体罰に頼らない教育を考えてみるのも
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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