甘えるんじゃない

 2017-07-23
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食べ物の好き嫌いが物凄く多かったり、
仕事なのに時間にルーズだったり、
自己中心的な態度をとっていたり、
自分の嫌な事は絶対にやりたがらず、
思い通りに行かないとすぐにすねたり・・なんて人が居ると
「あの人は甘やかされて育ったから」
と言われてしまう事も多いですし、
逆にそう言う人を信じて仕事を任せた結果、
期日になっても何の報告も無く、
しかも仕事もできていなかったりすると、
「信じた自分が甘かった」と言ってしまう事は多いかと思います。

そんな風に「甘え」は悪い意味で使われる事が多いですが、
甘やかして育てたから時間にルーズになったり、
自己中心的な態度をとったり、
自分が嫌な事はガマンできなくなってしまうのか?
と言うと、実際は
”甘やかされてこなかったからそうなってしまった・・”
と言う方が多いみたいです。

他者に「甘え」を沢山、受け止めて貰うと
「自分は大切にされている」と感じる事ができます。
そして、「自分は大切にされている」と実感できると
凄く安心できますし、安心できるから心に余裕が生まれ、
色々な事に対して「意欲」を持つ事ができたり、
他者に対しても優しくできるようになるのだと思います。

しかし、「甘え」を受け止めてもらっていないと、
「自分は大切にされている」とは思えないので、
自分の事も大切に思えなくなりますし、
他者の事も大切になんて思えなくなってきます。

自分の事が大切に思えないから、
時間に遅れて他者からどう思われようとも気にしない・・
周囲の評価が気にならないから自己中心的な態度を取り、
でも、自分が大切にされていないし、
自分の事も大切だと思えないから余裕が無く、
他者からちょっとでも否定されると、
「攻撃されている」と思って過剰なまでに反撃し、
自分の考えや感情に振り回されてしまうし、
他者に対してそんな態度をとってしまうから
他者から優しくして貰えない・・
だから、自分も自分にも他者にも優しくできない・・
と言う悪循環に陥ってしまう事はあるのではないかと思います。

勿論、誰しもそう言う時期はあると思います。
特に思春期などは、親から離れて「自立」を考える時期ですし
親も子供の将来を考えて、色々と言ってくるので、
親に「甘える」と言う事もなかなか、できなくなり、
代わりに友達や異性に「甘え」を求めますが、
友達や異性が居なくて一人ぼっちだったりすると、
「自分は大切にされていない」と言う意識ばかりが強くなって、
「意欲」を失ってしまったり、
自分に自信が持てない為に周囲の人を頼る(甘える)事ができず、
うまくコミュニケーションができない・・
と言う事もあるのではないかと思います。

そして、こうした事は犬を育てる時も同じで、
犬が抱っこをせがんできたり、
身体を寄せてすり寄ってきた時に
「甘えるんじゃありません!」と突き放してしまうと、
かえって、犬の自立を遅らせてしまう事も多いですから注意が必要です。

怖がりな犬が色々な所へ匂いを嗅ぎに行ったり、
他の犬とご挨拶をする・・
と言う事は「急にできるようになる」のではなく、
最初はちょっとだけ飼い主さんから離れて匂いを嗅ぎに行き、
また、すぐに戻ってくる・・と言う事を繰り返しながら、
少しずつ、飼い主さんから離れられる距離を伸ばしていったり、
離れていられる時間を延ばしたりする事は多いです。

飼い主さんのそばで「安心」を充電し、
そのエネルギーを持って外の世界を探索する・・
でも、外の世界は「不安」や「恐怖」だらけなので、
「安心」が減ってくると、飼い主さんのそばへ戻り、
「安心」を充電したら、また、外の世界へ行く・・

だから、もし、犬が飼い主さんのそばから離れようとしない・・
と言う場合、犬に「安心」を与えられているか?
を考えてあげるのも良いと思いますし、
もし、安心の与え方が分からない・・と言う場合は、
「大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげたり、
おやつをあげて気持ちを切り替えてあげるのも良いと思います。

大切な事は「形だけの安心」を与えるのではなく、
「自分が不安な時だったらどうして欲しいか?」を考え、
一緒になって不安を解消し、
安心感を持てるように考えてあげてみるのも
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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