一番でなければ

 2017-07-19
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「努力をする事で今までできなかった事ができるようになる・・」
それは、とても素晴らしい事だと思いますが、
できない事ができるようになったならば、その先へ・・
誰よりもできるようにならなければ・・と思ってしまったり、
子供が思うようにけしかけてしまう・・
と言う事もあるのではないかと思います。

「普通の人ができない事をできる」と言う人が沢山、居たとしても、
その中で一番はたったの一人です。
だから、一番は特別で強い意味を持ち、
一番にこだわる人も多いのだとは思いますが、
「一番にならなければ意味が無い」と言う自分の価値観を絶対だとして、
子供が一番になれたら褒めて、負けた時は厳しい言葉でけなす・・
と言う事を繰り返してしまうと、
子供は「競争に勝てなければダメ・・」とか
「一番で無ければ意味が無い」と思うようになってしまうそうです。

子供のやる気を引き出す為・・
子供の将来の為に「良かれ」と思って発した言葉が
「世界で一番、優秀でなければ喜んではいけない・・」
と言う「呪い」となって、
常に他者と比べてどっちが上か下か・・
勝ちか負けかの思考になってしまい、
他者と喜びを分かち合ったり、
折り合いを付けたりすると言った余裕を失ってしまったり・・

「他者よりも優れていないとダメ」
と責め立てられ、自分の喜びよりも親の喜びの為に頑張り、
期待に応えたい・・期待に応えられなければ捨てられるかもしれない・・
と言った承認欲求や恐怖から必死に努力を続けた結果、
社会人になって親元から離れても常に他者の顔色をうかがい、
他人の期待に応えるため・・他人を怒らせない為に努力を続け、
他者を信用する事ができず・・
自分の楽しみも生きていく目的も見出せず、
自信の無い人間になってしまう事も多いそうですから、
「一番でなければダメ」と言う教育方針は子供の心や自尊心・・
自己肯定感のどこかに歪みを生んでしまいかねない、
とても取り扱いの難しいものなのかもしれません?

そして、こうした事は犬を育てる時も同じだと思います。
他の犬と自分の犬を比べて
「あれができない」とか「ここがダメ」だと否定し、
不必要なプレッシャーを犬にかけ続けてしまうと
犬の自信はドンドンと失われてしまい、
犬自身も「自分はダメなんだ」とふて腐れたり、
反抗的な態度をするようになってしまう事は多いですから、
犬に対して「ダメだ、ダメだ」と注意してやる気を出させようとするよりは、
犬の良い所を見つけては褒めて自信を育ててあげ、
積極的な行動の中から良い行動に対しては肯定し、
良くない行動に対しては否定するのが良いと思います。

「否定をしてはいけない」と言う事では無く、
「否定」は「行動」に対してだけ行い、
「バカ」とか「ダメ」とか「もういらない」など、
犬自身を否定するような事を言ってはダメ・・
と言う事だと思います。

それに、一番を目指すと言っても
そもそも、自分の犬が一番、可愛いハズですから、
実際はそこまで、他の犬と比べる必要はないと思いますし、
そうして、飼い主さんが「他の犬と・・」と比べていると、
犬の方も他と比べて飼い主さんの事が
一番ではなくなってしまう事は多いですから、
「一番、一番」と言いながら、
結局、お互いにとっての「一番ではない」としたら
悲しいと思いますので、
自分の犬を他の犬と比べるよりも先に、自分自身が自分の犬にとっての
「一番の存在」になれるように頑張ってみる・・
と言うのも良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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