伝える努力を怠らない

 2015-08-31
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犬が行動の問題を起した時、
「どう言う対応をされましたか?」と聞いてみると、
「きちんと叱っていたんですけど、
 どうにも言う事を聞いてくれなくて・・」と、
犬を叱る事を肯定される飼い主さんも居れば、
「叱ってしまっていました・・」と、
申し訳なさそうに答える飼い主さんも多いです。

最近は「犬を叱るのは悪い事」と言う風潮がありますが、
個人的には叱る事は悪い事だとは思いません。
職場で新人さんに仕事を教える時もそうですが、
褒める事は大切なものの、その一方でミスを指摘したり、
注意したり、間違いを訂正してあげる必要はあると思います。
指摘して間違いを正してあげなければ、
自分も・・会社も・・新人さんも・・・
みんなが結果的に困る事になると思いますから
「叱る」と言う事に対して罪悪感を覚える必要はないと思います。

ただし、「叱り」は「叱れるかどうか?」よりも
「伝え方」がとても重要になってくるそうです。
感情のままに叱ったり、
「できない人」と決め付けて注意したり、
教える側がミスの責任逃れをするような・・
何も分からない新人にミスを押し付けるような叱り方をしてしまうと
段々と聞いて貰えなくなる・・
信用や信頼を失ってしまったり、
「パワハラ」として訴えられたりしてしまうかもしれませんので、
「どうやって伝えるか?」を考える事が
重要になってくるのではないかと思います。

また、そうして大人が相手の場合は相手の気持ちや立場を一生懸命に考え、
傷つけないように・・
優しく、分かりやすく教えようと努力をするのに対し、
子供や犬が相手になると、全く、そんな事は考えなくなってしまう・・
むしろ、傷つけたり、怖がらせたり、
精神的に追い詰めたりして自分の言う事を聞かせようとしてしまう・・
子供や犬が弱い立場だと言う事を利用し、、
無理に自分の言う事を聞かせようとしてしまう・・
と言う事も多かったりしますので注意が必要です。

「叩くフリ」をして言う事を聞かせようとしたり、
「怖い顔」でにらみつけて言う事を聞かせようとしたりと、
「威圧」や「威嚇」・・
力や恐怖でコントロールしようとしてしまったり・・
特に犬のトレーニングの中には、
痛みや恐怖で犬をコントロールする方法を
用いている所もまだまだ多く、。
怖いトレーナーさんの言う事は聞くけど、
飼い主さんの言う事は聞かない・・など、
逆に力や恐怖を用いないと
コントロールできない犬にしてしまう事は多いですし、
単に人間の言う事を聞かせているだけなので、
犬が自分で「どうしたら良いか?」を
学んでいるわけではないので、
何度でも同じミスを繰り返す・・と言う事も多いです。

そもそも、
力や威圧で自分の言う事を聞かせようと言う姿勢には、
「お互いに分かり合おう」と言う気持ちがあるようには思えません。
「コミュニケーションをしよう」と言う気もなく、
ゆっくりと少しずつ、教えて待つ・・
できるようになるまで身守る事ができない・・・
そんな優しさのない教え方では優しい子には育ちませんから、
まずは犬に対して「何をどう伝えるか?」
と言う所から考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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信じていると、信じて貰える

 2015-08-30
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犬との関係性を高める為のにも「信頼関係の構築」は重要です。
では、「信頼関係を築く為にはどうしたら良いか?」と言いますと、
「まずは犬の事を信用する」と言う事が大切だそうです。

犬に何かを教える時、「できるハズ」と信じて教えるのと、
「どうせできないだろう・・」と疑いを持ちながら教えるのとでは、
結果に大きな差が生まれる事は多いです。
それは、犬の事を信じている場合、
犬が悩んだり、間違ったりしても、すぐに手や口を出すのではなく、
犬自身が正解を思い出すまで見守る事ができるから・・
と言うスキル的な部分の差もありますし、
そもそも、「信じている時」と「疑いを持っている時」とでは、
飼い主さんの表情やしぐさ・・雰囲気が全く違う事は多いですから、
人間のそうした部分を読み取るスキルが高い犬にしてみれば、
「やる気」に大きな差が生まれてしまう事もあるのではないかと思います。

まぁ、人間同士でも自分の気持ちや考えを明かさない・・
「何を考えているのか分からない」と言う人は、
こちらもなんとなく警戒してしまう事は多いです。、
そうした理由が「自分の気持ちや考えを言うと笑われるかもしれない・・」とか、
「バカにされるかもしれない・・」と言う不安からだとしても、
相手は笑わないで真剣に聞いてくれるかもしれないのですから、
自分を守る為に自分の気持ちや考えを言わない・・
自分が傷つけられるかも?と相手を信用する事ができない為、
相手からも信用して貰えない・・と言う事もありますから、
相手の信頼を得る為には、まず、信じて話してみる・・
と言う事も大切ではないかと思います。

また、犬からの信頼を得る為には、
その場、その場で態度や接し方を変えない・・と言う事も重要です。
自分の犬と一緒の時はまだしも、他の飼い主さんの犬と会うと、
自分の犬の事は放っておいて、その子にばかり構ってしまったり・・
相手の犬と飼い主さんが望むままに
自分の犬の匂いを嗅がせたり、マウンティングをさせたり・・
と、「世間体」や「承認欲求」から自分の犬を守ってあげられない・・
自分の犬を相手に差し出して、我慢させてしまう・・
と言う事を繰り返してしまうと、
犬からの信用を失ってしまう事は多いですので注意が必要です。

ですから、犬に対する考え方や接し方に一貫性を持たせ、
周囲の人に何を言われても、最終的には自分で考え、判断し決断する・・
そして、その結果が悪かったとしても犬のせいにはせず、
自分の問題として受け止め、「どうしたら良いか?」と考える・・
と言う事が大切になってくるのではないかと思います。

勿論、だからと言って、他人の意見を聞かず、
独りよがりな育て方になってしまうのも問題です。
他人の話を聞かずに自分勝手に突っ走ってしまう人は、
相手からの信用や信頼を得る事もできませんから、
きちんと相手の意見・・犬の気持ちを聞くようにする・・
犬の気持ちを考え、理解するようにする事で、
犬もまた、飼い主さんの気持ちを考え、
理解してくれるようになってくれると思います。

ただし、これまで、犬に対して嘘をついてばかりいたり、
犬の気持ちを聞かずに自分の言う事ばかり聞かせようとしていると、
少しぐらい信頼を得られるような行動や接し方をしても、
なかなか、信頼を得られない事は多いです。
でも、「信頼」は貯金のようなもの・・
日々の積み重ねの中で飼い主さんへの信頼が高まり、
「飼い主さんの愛情を受けている」と犬が実感できれば、
多少、犬を叱ったとしても強い信頼関係があるので、
飼い主さんの事を嫌いになったり、
ビクビク、オドオドして人間嫌いになってしまう・・
なんて事はありません。

今は「叱らないしつけ」が良いとされていますが、
もし、叱ると犬がふてくされたり、
飼い主の言う事を聞かなくなったり、、
暗くて狭い場所にひきこもる・・と言う理由から
「叱らないしつけ」が良いと言うのなら、
まずは「叱る」とか「叱らない」と言う議論の前に、
「お互いの信頼関係」について考えてみる方が良いと思います。

また、飼い主さんからの愛情を受け、
信頼関係が育っているハズなのに、
犬との関係性がイマイチ・・と言う場合、
飼い主さんの中に
「叱ると嫌われてしまうかも?」とか
「叱ると怖がりな子になってしまうかも?」と言う気持ち・・
犬の強さや自信・・
自分との関係性を信じきれていない為に
犬もまた、飼い主さんの事を信じきる事ができない・・
と言う事も多いですから、
まずは「犬の事を信じてみる」と言う所から
はじめてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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気負わない大切さ

 2015-08-29
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「心を育てる犬との接し方」を心がけようとすると、
これまで、自分本位な接し方をしていた・・
と行動をあらためなければならなかったり、
犬との距離が近過ぎると思ったら、
少し距離を置いてお互いの時間を作るようにしたり、
逆に犬との距離が離れ過ぎてるな・・と思ったら、
心と心の距離を近付ける為に、
笑顔で沢山、話しかけたり、
積極的にスキンシップをしたり、一緒に遊んだり・・と、
それまでとは違う変化を求められる事は多いです。

しかし、新しい事を始める時と言うのは
大きなエネルギーが必要だったりする事は多いです。
その為、躊躇したり不安に感じてしまう事もありますが、
それでも、最初は「期待」から色々と頑張れる・・
情熱を持って取り組んで行けると思いますが、
「指示や命令で犬に言う事を聞かせる」と言うのとは違い、
犬の自主性を重んじ、「心を育てる」と言う接し方は、
なかなか、目に見えた変化が出にくかったりして
弱気になってしまう事もあるかと思いますので、
まずは、気楽に始めてみるのが良いと思います。

「大きな変化には大きなエネルギーが必要」と考え、、
不安な気持ちになってしまうとしたら、
それは「こうなって欲しい」と言う目標設定を
高く持ち過ぎているからかもしれません?
設定した「高すぎるゴール」を目指した事で途中で挫折してしまったり、
犬と暮らす事が苦しいと感じるぐらいなら、
目標をできそうな所まで下げてみるのも良いと思います。

よく、マラソンでもはるか遠いゴールを目指すと苦しくなるから、
まずは「あの電柱まで頑張ろう」と目標を小さく・・
目に見える頑張れば届きそうな所に設定し、
そこに到達して、もう少し、頑張れそうだったら、
「次の電柱まで・・」と続ける事で、
いつの間にかゴール地点までたどり着いていた・・
と言う話を聞きますが、それと同じだと思います。
「マラソンで一位になる」と言う高い目標を持つ事も大切ですが、
それでは、先頭グループから遅れて追いつけそうもなくなった途端、
頑張る意味を失ってしまいますし、
変な気負いからペースを乱してゴールまでたどり着けない事もありますので、
自分のレベルに合わない目標は避け、
自分なりのペースと目標で頑張るのが良いと思います。

それと同じで、最初から素晴らしい犬・・
素晴らしい飼い主さんを目指すのではなく、
できる事からやってみる・・
「あれもこれも」と取り入れて途中で嫌になってしまうぐらいなら、
いつもの暮らしに少しだけ新しい事を取り入れてみたりと、、
無理の無い範囲で頑張る事が長く続けられる秘訣だと思います。

また、途中で挫折してしまうと「挫折してしまった自分」を責め、
「できない自分」を見て自信を失ってしまいがちですが、
そうではなく「挫折するまでは頑張れた自分」を認めてあげる・・
真面目になり過ぎると「できなかった一回」や
「さぼった一日」が気になって、「もうやっても無駄」とか
「もう、やりたくない」となってしまう事も多いですが、、
そうではなく、それまで続けられた自分を認め、
「さぼりたくなったらさぼっても良い・・」とか、
「やりたくなくないならやらなくても良い・・」ぐらいの気持ちで取り組み、
もし、休んでも、また、元気になったら始める・・で良いと思います。

2週間・・14日連続で頑張ったとしても、
15日目にさぼってしまった事で終わりにしてしまう事もありますが、、
三日坊主でも、それを5回、続ければ15日間、頑張った事になる・・
休み休みでも続けて行く方が良いと思いますし、、
最初は「変化する事」に抵抗を感じていたのに、
段々と「今までとは違う事」の方が「当たり前」になり、
今度は「昔に戻す事」の方に抵抗を感じるようになる・・
と言う事も多いです。

それこそ、新しい「習慣」が身に付いた証拠。
「心を育てる接し方」が自分の中で
「当たり前」になったと言う事ですから、
少しずつ・・無理のない範囲で続けて行くと言うのが、
一番、良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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自分を客観的に見つめなおす

 2015-08-28
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お散歩中、犬が行動の問題を起こしてから慌てて対処をする・・
と言う事を何度も繰り返してしまっている場合、
飼い主さんの「メタ認知力」が落ちているかもしれません?

ちなみに「メタ認知力」とは何か?と言うと、
「自分の認知」について認知できる事・・
つまり、問題が起きた時に自分がどう考え、どう行動するか?など、
自分自身の事を客観的に見る事ができたり、
自分を監視し、コントロールできるスキルの事を言うそうです。

「メタ認知能力」が高いと、
「自分がミスをするかどうか?」をあらかじめ予測できるので、
お散歩中も犬の行動を予測し、
起こり得る可能性とその対処について考え、
同時に「問題行動を起こさない為にはどうしたら良いか?」
を考えられるようになる・・

逆に「メタ認知能力」が低い人は、
自分を客観的に見られない為、
「どうして失敗したのか?」が分からなかったり、、
「自分が犬にどう思われているのか?」が分からなくて不安になり、
ついつい、犬に媚びを売ってしまったり、
自分の事を好きになって貰おうと
過干渉になってしまったり・・
また、「自分が考え、感じた事は他人も同じように感じている・・」と、
自分と他者の情報を区別できず、
「自分が楽しいから犬も楽しいだろう・・」と、
疲れている犬を連れまわしてしまう・・
と言う事もあるそうですから注意が必要です。

では、「メタ認知能力を高める為にはどうしたら良いか?」と言うと、
犬の行動の問題をノートに書く事で、
犬の行動と共に自分の行動やその時の感情を客観的に思い返したり、
「では、その時にどうすれば良かったのか?」とか
「そうならない為にはどうしたら良かったのだろう?」
と振り返りつつ、今後に活かして行くのも良いそうです。

特に無意識の行動と言うのは意識し辛く、
犬の行動に対して「恥ずかしい」とか「困る」とか「焦る」など、
「羞恥心」や「世間体」が大きくなると
無意識に犬を叱ってしまったり、抱き上げてしまったり、
自分の行動が知らず知らずのうちに
犬の行動の問題を助長してしまっている事もありますので、
そうした事もノートに書いて、少しずつ「意識」する事で、
そうした感情に支配されそうになった時も、
自分の感情に気づけるようになる・・・
「メタ認知能力」が高まって行くのではないかと思います。

自分が当たり前にしていた犬に対する接し方について疑ってみる・・
常識だと思っている「しつけ法」や「こうした方が良い」と言われた事・・
「こうでなければ」と勧められた事に対して疑問を持ってみる事で、
逆に自分の接し方や考え方について深く考えられるようになったり、
納得して取り組む事ができたり、
逆に「これは必要ないかも?」とか「逆効果では?」と、
犬との関係性を改善する為のきっかけになると思いますので、
「自分を客観的に見つめなおす」と言う事を習慣化してみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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間違えても怖い顔をしない

 2015-08-27
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子供に対して親が何を出来るか?を考えてみると・・
意外と「出来る事なんてそんなに多くない・・」と、
気づく事は多いそうです。

でも、それは、犬を育てる時も同じかもしれません?
「犬の為に・・」と、一生懸命にやってあげればあげる程、
飼い主さんに依存して自分で頑張ろうとしなくなったり、
「もっと、こうして欲しい」と要求が強くなったり、
「して貰って当たり前」だと、今度は「して貰えない事」に対して
不満をあらわすようになったり・・

結局、何をしてあげたら良いのか?が分からなくなって、
安心できる住まい・・
綺麗な服・・
美味しい食事・・
健康管理など、
環境を整えてあげる事を頑張ったら、
今度は「つまらない」と行動の問題を起こしたり・・

でも、本当に「犬の為」を思うのなら、
「犬との距離を適切に保つ」と言う事が
重要になってくるのではないかと思います。

問題が起きた時に犬がそれを避けたり乗り越えたりできるか?
依存心が強く、ワガママに育った犬は自分で考えて行動する力・・
周りと上手にやって行く力が育っていない事は多いですから
飼い主さんが代わりにやってあげるのではなく、
距離をとって犬に決断させ、それをサポートしてあげるようにしてあげる・・
逆に犬に何かを教える時、
「そうじゃないでしょ?」と犬の選択や行動を否定してばかりいると、
飼い主さんの顔色をうかがうようになって、
自分の意見や考えが表現できなくなる事もありますから、
距離を近づけて、犬の考えや選択を肯定してあげるようにする・・
など、知らず知らずのうちに飼い主さんが犬の成長を
阻害してしまっている事もあるそうですから注意が必要だそうです。、

人間の場合でも、
母親が小さい子供に絵本を見せながら問題を出した時、
子供が間違った答えを選びそうになると怖い顔になり、
正解を選ぶとニコニコとして「偉いね~」と褒めるので、
子供は答えを覚えるよりも
母親の顔色を見るスキルばかりを高めてしまう・・
なんて事も多いみたいですが、
母親はそれに気づいているのか気づいていないのか?

まぁ、そんな風に子供が間違えないように・・
結果だけを重視した教え方をしていると、
常に母親の顔色を伺うようになって
自由に自分の意見が言えなくなる・・
自分の意見に自信のない子になってしまう事もあるそうですから、
犬を育てる時も問題に対して正しい答えを選べるかどうか?ではなく、
「間違い」でも良いから
自信を持って自分なりの答えを選べるようにしてあげた方が
良いのではないかと思います。

それに、飼い主さんがいくら「こうして欲しい」とか
「こうなって欲しい」なんて思っても、
犬が何を考え、どう決断するか?までコントロールする事はできません・・
でも、飼い主さんは自分の接し方をコントロールする事はできますので、
犬の考えを肯定し、決断を尊重してあげ、
指示や命令は控えて
自分で考えて、決断する力を育ててあげるのが
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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