「想定外」を楽しむ

 2015-07-31
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犬と暮らしていると、
いつもの散歩道・・
いつもの公園・・
いつもの犬友達・・
と言う感じで変化の少ない・・
「無難な日常」を過ごしてしまう事も多いのではないかと思います。

勿論、犬が興奮しがちだったり、
ストレス過多だったりする場合・・
あるいは、お散歩に慣れていない時は、
「知らない世界を沢山、見せてあげよう」と言うよりも、
いつもと同じ散歩道をいつもと同じように歩く方が精神的に落ち着けたり、
外の世界に慣れてくれるのが早くなる事もありますから大切ですが、
飼い主さんが変化を嫌い、
「無難に・・無難に・・」と、安定を求め過ぎてしまうと
犬もまた変化に乏しい生活を送る事となり、
新しい世界を知る機会を得られなかったり、
環境の変化を苦手とする子になってしまう・・と言う事もありますから、
犬の知識や経験・・順応性を育ててあげる為にも
たまには少し離れた大きな公園や
ハイキングコースなどに出かけてみるのも良いのではないかと思います。

特に「ハイキングコース」などは想定外の事が起こる事も多く、
思っていた以上に上り下りが急だったり、道幅が狭かったり・・
まぁ、有名なハイキングコースなら整備や管理もされていて、
案内もしっかりと設置してありますから
大きなトラブルが起こる事も少ないとは思いますが、
今、コース全体のどの辺りなのか?
自分の体力は? 犬の体力は?
と、状況を自分で判断し、分析し、危険な事が起きないように・・
環境と自分自身をコントロールして行く・・
と言う事も大切だと思います。

ただし、コントロールしようと思っても、
自然が相手では、なかなか、自分の思い通りに行かない事の方が多いです・・
でも、だからこそ、その状況の中で自分に何が出来るか?
自分で考え、選択し、行動する事によって「自信」が育って行くと思いますし、
「自信」が育って行くと、犬を「見守る」余裕も生まれてきますので、
飼い主さんが見守るようにする事で、
犬もまた、自分で考え、選択し、行動しなくてはならなくなる・・

デコボコした道に直面した時、
自分でルートを考え、実際に歩けるかどうか?と選択し、
自分の足で歩いて「大丈夫だった」と言う実感を得ると、
犬自身の自信を育てる事に繋がって行くと思います。

「どこかへ行く」と言うと、つい、「目的地まで行く事」が目標となってしまい、
途中経過を楽しめない・・と言うケースもあったりすると思いますが、
目標はおおまかに決めて、あとは自由に楽しく・・
道を間違えても「道を間違えたからこの道を歩く事ができた!」と言う感じで
「臨機応変」に楽しむのが良いと思いますし、
そうした中で「ああでなければ」とか
「こうでなければ」と言う不安や呪縛から解き放たれ、
ある程度の逆境なら、それを楽しめるぐらいの心の余裕も
生まれて来るのではないかと思います。(^▼^)ノ
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危険との付き合い方を学ぶ

 2015-07-30
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犬と一緒に暮らしていると、
「カワイイ」とか「心配」と言った気持ちから、
つい、「あらゆる危険から守ってあげたい」と
思ってしまう事は多いと思います。

「危険な事はさせない・・」とか
「危険な所へは行かせない・・」など、
大切な子を危険から遠ざけようとするのは
「危機管理」の面から言っても大切だとは思いますが、
あまりにも危険から遠ざけようとしてしまうと、
「危険との付き合い方」が分からないまま育ってしまい、
かえって危険・・と言う事もあるのではないかと思います。

実際、飼い主さんが先回りして困難を回避させてあげよう・・
危険を排除してあげよう・・と思っても、
吠えて興奮している犬をわざわざ近づけてくる人や
行きたがっているから・・と、
歩くのもおぼつかないような小さな子供を近づけてくる人など、
「なんと言って断れば良いのだろう?」と、
飼い主さんの方が対応に困ってしまう・・
危機管理能力が試される場面も多かったりします。

では、そんな時に飼い主さんがどう対応しているか?と言いますと、
意外と周りを見ていなくて危険に気づいていなかったり、、
犬が吠えたり、攻撃的な行動をしてから慌てて対応を始める・・など、
犬の行動の問題に悩んでいるわリには、
危険を予測したり、問題が起きた時の対応の仕方を考えていない・・
と言う事も多いのではないかと思います。

まぁ、危険を予想したり、察知したりする能力が低いと言う事は、
それだけ安全で幸せな暮らしをしてきたからだとは思いますが、
そうした飼い主さんの「危機管理能力」の低さが、
実は、小さい時から親に守られてきたから・・
親が先回りをして困難を解決してくれたり、
危険を排除してくれていたから、大人になり、
自分で危機管理をしなくてはならなくなった時、
「どうしたら良いか?」が分からない・・
「危険」に対する意識が低く、
「危険」に対して反応ができないとしたら、
その方がよっぽど危険ではないかと思ってしまいます。

以前、「公園の遊具が危ない」と言う理由から、
遊具が撤去された事がありましたが、
「危険を一切、体験させない」と言う事ほど危険な事はないそうです。
子供が危険から身を守る事ができるようになる為には、
まず、「危険が存在する」と言う事実を教え、認識させ、
その上で「危険な目にあわない為にはどうしたら良いか?」
を一緒に考えて行く事が大切であり、
それは、犬を育てる時も同じだと思います。

「危険だから」と危険を回避してばかりでは、
犬は怖いもの知らず・・・
世間知らずの危機感の薄い子になってしまい、
誰から構わずに喧嘩を売ったり、、
そのせいで本当に怖い目に会った時、
それまで、危険を乗り越えると言う経験をしてこなかった為、
怖さを克服する事も・・
克服する方法も分からず、心に強い恐怖を刻み込んでしまう・・
と言う事もありますので、
まずは、飼い主さんが危険に無防備だったり、
逆に過剰に犬を守ろうとするのではなく、
お散歩中はしっかりと周りの状況を確認し、
危険がありそうでもすぐに犬を助けずに、
犬が危険と触れ合った時、どう言う事が起きそうか?
と言う事を事前にシミュレートし、
危険との付き合い方を一緒に考えたり、
教えて行ってあげるようにするのも良いのではないかと思います。

勿論、自分で対処が出来ないような危険には近づかない方が賢明ですが、
危険を想定し、対処法を考え、
危険との付き合い方を考えてあげる事で、
飼い主さん自身、落ち着いたお散歩ができるようになると思いますし、
飼い主さんが落ち着く事によって、
犬もまた、リラックスしたお散歩ができるようになるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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完璧なしつけ

 2015-07-29
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「しつけ」と言うと、
一般的には「礼儀作法を身につけさせる」と言うイメージが
強いのではないかと思います。
「良くない事をやめさせる」とか、
「友達と仲良く遊べるようにする」など、
覚えて欲しいマナーやルールが沢山、思い浮かぶものの、
なんだかあいまいで「これが正解」と自信を持って
「しつけ」に取り組む事ができ難いのは、、
「礼儀作法の定義」が人によって違う為、
犬の行動は同じでも、見る人によって
「ワガママ」と言われたり、
「元気ね」と言われたり、
「可哀想」と言われたりしてしまうからかもしれません?

一般的には男性がしつけに厳しく、女性が甘やかす・・
と言うイメージがありますが、
実際には、女性がしつけに厳しく、男性が犬を甘やかす・・
と言う家庭の方が多いみたいです。

そうした夫婦間、男女間の意識の違い・・
考え方のすれ違い・・
コミュニケーション不足などの問題から
犬の行動の問題が起きている事も多く、
また、犬を甘やかす男性に対し、
「犬の事なんて何も分かってないくせに・・」と、
女性が上から目線でバカにしていたり、
「こうであるべき」と男性に押し付けてしまったり・・

そうする事で男性の方が逆に頑なになってしまう事もありますし、
「どうせ、できない」と決め付けて、
犬の世話を何も任せようとしない為、
男性の「やる気」を失わせてしまう事も多いのではないかと思います。

そんな風にお互いの「こうであるべき」がぶつかり合った時、
「喧嘩になるのは嫌だから・・」と、相手を批判しない代わりに
お互いに意見を言い合う事もない・・
と言う事もあるかもしれませんが、
そうした環境は犬を育てる上でどうなのか?と考えてみる・・

犬は飼い主さんのコミュニケーションの仕方を通して、
社会におけるコミュニケーションの仕方を学んでいます。
ですが、お互いに遠慮し、
自分達の本音を伝えない・・
と言うのは良い「お手本」になるとは思えませんので、
まずは、相手の意見や考えを聴き、
尊重する事から始めてみるのも良いのではないかと思います。

もし、お互いの意見が違ったとしても、
頭ごなしに否定するのではなく、
お互いの意見を聞き、自分の考えも伝え、
難しいとは思いますが、少しずつ歩み寄るようにする・・
そうする事で、犬もまた、知らない犬・・
理解しがたい犬と合った時も、
頭ごなしに吠えたり、逃げたりせず、
理解しようと言う姿を見せてくれるようになるのではないかと思います。

完璧や完全を求めてしまう飼い主さんは、
つい、しつけに対しても「完璧なしつけ」を求めてしまいがちですが、
飼い主さんはそれぞれ、「不安」を抱えつつも
自分の接し方、育て方は正しいと信じている・・と思いますので、
どの飼い主さんにも共感を得られるような「完璧なしつけ」などありませんから、
まずは「しつけ」を通して「ルールやマナーとは何か?」と言う事を
考えてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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「こうしなさい」では続かない・・

 2015-07-28
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「良い子」を望む飼い主さんの中には、
飼い主さん自身、小さい時から「良い子」を演じる事によって
大きなメリットを受けてきた・・
だから、自分の犬にも「良い子の方が良い」と教えてあげたいし、
「良い子」になる為にはどうしたら良いか?を教えてあげたいと思っている・・
と言うる方も多いのではないかと思います。

でも、それならば、犬が吠えている時に叱るのではなく、
犬が「良い子」にしている時ほど褒めてあげるのが良いと思います。
そうすれば、犬も「どっちの方がメリットがあるか?」を理解し、
自分はどうしたら良いか?を考えると思いますが、
多くの場合、飼い主さんは「良い子」ではない行動の時に叱り、
「良い子」の行動をしている時は「それが当たり前」として何もしない・・
と言う感じだったりするのではないかと思います。

飼い主さんは自分が「良い子」で居る事が「当たり前」な為、
犬も「良い子」で居る事が当たり前だと思ってしまっているのかもしれませんが、
「自分と同じ」と言う「思い込み」は、
犬の本当の気持ちや行動を見えなくさせてしまう事もあるそうですから注意が必要です。

なた、同時に
「同じように感じてくれているはずなに違う」とか、
「同じように感じてくれない」と思うと、
急に怒りや悲しみが湧いてきて叱ってしまったり、
落胆してしまったり・・と言う事もあったりしますので、
犬は飼い主さんとは違う存在・・
自分の意思や考えを持ち、
飼い主さんの期待通り・・望み通りには育たない・・
と言う当たり前の事を再認識してあげる事も
大切ではないかと思います。

まぁ、自分と犬の心を重ね合わせ、
喜びも悲しみも共有している・・
と思えるのも愛情からだとは思いますが、
自分が「良い子」を演じてきて幸せだったとしても、
犬も幸せになれるとは限りませんし、
「良い子」を演じた事によって辛い想いをした事はなかったか?
と、マイナス面についても考えてあげる必要も
あるのではないかと思います。

飼い主さんは「良い子」を演じる事で
高いメリットがある事を知っている・・
知っていたとしても、犬はまだ、その事を知らないし、
実感していない・・
だから、「良い子」だと褒められる行動をしない・・
と言う事は多いと思います。

なので、飼い主さんがしてあげるべき事は、
ダメな所を見つけて叱る「減点方式」の教育では無く、
飼い主さんの望む「良い行動」と、
「楽しい」や「嬉しい」を結びつけてあげ、
最終的には自然にそうした良い行動が選択できるように、
「生活習慣」を通して、少しずつ教えて行ってあげるのが
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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素直とは?

 2015-07-27
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犬を育てる飼い主さんの多くが、
自分の犬に対して「良い子に育って欲しい」と願っていると思います。

しかし、飼い主さんの望む「良い子」と、
犬の「ありのままの姿」は違う事が多い為、
どうしても「ありのまま」の犬の姿を認める事ができず、
「そうではない」とか「こうでなければ」と、
指示や命令・・叱りが増えてしまうと言う事も・・・

自分の犬の行動が飼い主さんが望む「犬の姿」から遠ざかれば、遠ざかるほど、
犬は減点されて行き、飼い主さんは犬の行動を「受け入れる」と言う事ができなくなり、
「褒める」と言う事もできず、
「犬の気持ちを考える」と言う事もできなくなり、
結果、犬が一生懸命に飼い主さんの事を見ても、
飼い主さんは自分が望む行動をしない犬の事を見なくなり、
犬も飼い主さんが見てくれないので、
自分の行動が正しいのか?正しくないのか?が分からなくなって、
正解が分からない不安・・
飼い主さんが見てくれない・・
と言う不安などから警戒心がドンドンと強くなって
ますます、飼い主さんの望む行動をとらなくなる・・
お互いの関係性が悪くなってしまうと言う
悪循環に陥ってしまう事もありますので注意が必要です。

飼い主さんが重視している部分が「犬の行動」か?
あるいは、「犬の心」か?
飼い主さんの「養育態度」によって「犬がどう育つか?」に
大きな影響を与える事は多いようですが、
そうして、飼い主さんが犬の心を見ない・・
考えないで「良い子」と言う型にはめようとすれば、
犬もまた、飼い主さんの心を見ようとはしてくれないし、
飼い主さんが何を考えているか?を考えてはくれなくなると思います。

そう考えると、ある意味で飼い主さんが「良い子に育てたい」と思えば思うほど、
良い子に育てるのが難しい・・と言う事もあったりしますので難しい所ですが、
この辺りは犬がまだ、仔犬だったり、
犬を育て始めたばかりだったり、
「型にはまった良い子」を「本当の良い子」だと
信じて疑わなかったりしていると理解し難い・・
と言う事もあると思います。

「良い子」とは「素直」で周りに合わせる「協調性」を持つ子・・
良い面ばかりが協調されたりしますが、
逆に言うと、自分の気持ちを抑え込み、
自主性が低く、自分の中の「こうしたい」が育っていない子・・
嫌な時にも「嫌だ」と言えず、
したい事があってもしないし、
そもそも、したい事すらない・・としたら、
その方がよっぽど問題ではないかと思います。

なので、自分の中の「こうであるべき」を一度、横において
犬の気持ちを聞いてあげるようにしてみる・・
犬の行動を良く観察し、犬の気持ちや考えを尊重し、
自主性を引き出してあげるようにする・・

勿論、そうして犬の自己主張を伸ばして行けば、
飼い主の言う事を聞かずに反抗したり、
吠えたり、いたずらをしたりと悪い子になったように見えると思います。
でも、それこそが自分の気持ちを「素直」に表現できる子であり、
そうした自主性を伸ばした上で、ルールやマナー・・
協調性を教えてあげる事で、言われたからするのではなく、
自分の意思で・・自分の考えで「そうした方が良い」と
考えて行動してくれる、本当の意味で「協調性」を持った子に
育ってくれるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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