嫌な事があるとすぐにふてくされる犬

 2012-11-30
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フードが口に合わないと食べない・・
叱られると怯えて狭い所から出てこない・・
他の犬が居るからと怖がって飼い主さんの後ろから出てこない・・

飼い主さんはそう言う犬の姿を見て
「心配」とか「可哀想」と思い、
フードを買い換えたり、
叱ってしまった事を謝っておやつで犬のご機嫌をとったり、
嫌な犬が居る時は避けるようにして、
自分のお気に入りの犬が居る時だけ会わせるようにするなど、
犬が嫌な思いや怖い思いをしないように、
常に気を使って暮らしている事も多いと思いますが、
では、どうして犬がすぐにすねたり、ふてくさたり・・
怖いフリや怯えたフリをするのかと言いますと、
そこには何かしらのメリットがあるからだと思います。

ブルブルと身体を震わせて怯える・・
怖がったフリヲしてお腹を出す・・
そう言う態度を見せれば飼い主さんは
すぐに叱るのを止めますし、
機嫌直しにおやつをくれたり抱っこをしたり・・
自分の楽しい事を優先して、してはいけない事をしたとしても、
このポーズを見せれば、すぐに許されるので、
犬は何度、叱られても行動を改善する事はありませんし、
そのポーズを止める事もありません。

確かに吠えたり、噛んだりして自分の要求を通そうとする子と比べたら
他人に迷惑もかけないし、大人しいので
傍目には「良い子」に見えるかもしれません。
でも、それはれっきとした「要求」であり、
「わがまま」な行動な事は多いのです。

ですから、ごはんを食べないからと新しいフードを与えてしまったり、
狭い所に閉じこもって出てこないからと、
ご機嫌をとるような事をしてしまうと犬の思う壺です。
だからと言って、叱る必要もありませんし逆効果な事も多いです。
こう言うタイプは、吠えたり噛んだりするような気の強い子ではなく、
自分の気持ちを強くアピールできない子が
自己主張の方法として行う事が多いからです。
逆にそう言う子を強く叱ってしまい、
飼い主さんに対する苦手意識や拒絶反応を強めてしまうと、
余計に感情を内に混めてしまって、
コミュニケーションを取る事が難しくなってしまうので注意が必要です。

ですから、ご飯を食べないのだったら、ご飯を下げてしまう・・
暗い所に閉じこもっているのなら、そのままにして相手にしない・・
自分の好き嫌いで犬を選ぶようなら、
どの犬にも会わせない・・と言う風に、
「自分の我を通そうとしたら、
 意外にも通ってしまって困った事になった・・」
と言うような経験・・そう言う環境にしてしまう事が一番です。

しかし、すねたりふてくされたりする事に
メリットを与えてしまう飼い主さんと言うのは、
犬が可愛くて可愛くて仕方が無い・・
犬が心配で心配で仕方が無い・・
と言う風にしつけとは無縁の接し方をされている事が多いです。
ですから、犬がそう言う風でも、
自分が犬の為に何かをしてあげている事に喜びを感じているので、
実際はそんなには困っていない事が多いのですが、
でも、そう言った飼い主さんの接し方によって、
「他の犬が楽しそうにおやつを貰っていても、
 自分は気に入らないからとすねて貰いに行かない・・」とか、
「他の犬が遊んでいるから自分の犬も混ざろうとしたら犬に怒られ、
 「じゃあいいよ・・」とふて腐れている」とか、
そんな風な子になってしまう事は多いのです。

「自分がワガママな態度を示しても、
 誰かが代わりに良い方向へと持って行ってくれる・・」
そんな風に考えてる子は他の犬と仲良くする事はできません・・
また、そう言う経験を積み重ねてしまうと、
自分から積極的に行動しない犬になってしまいます。
ですから少しずつ、楽しい経験を積ませてあげる事で、
自信をつけさせてあげつつ、自分から行動ができるように
前向きな気持ちに対して、褒めて行くのが良いと思います。(^▼^)ノ
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減点方式の犬のしつけ

 2012-11-29
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「犬は小さいうちから厳しくしつけなくてはダメ」
と言う人が居ます。
しかし、「しつけトレーニング」と称して、
仔犬のうちから犬を厳しく叱ったり、叩いたり・・
リードで吊り上げたりした結果、
問題行動や攻撃行動がより激しくなった・・
怖がりになって、何に対しても過剰反応をするようになった・・
と言う事は本当に多いので注意が必要です。

勿論、叱りがいけないと言う事ではありませんが、
「叱り」を中心としたトレーニング法は過干渉になりがちですし、
「あれはダメ」とか「これはダメ」と、
いちいち、犬を注意していたのではお互いに大変ですし、
お互いにストレスになってしまいます。
なにより、犬を制御し過ぎてしまう事で、
犬が「自分で考えて行動する力」が身に付かなかったり、
「自分で感情のコントロールをする事ができなくなってしまう」事も
多いので注意が必要です。

特に飼い主さんが「できて当たり前」と考えるようになると、
飼い主さんの思考も「できる、できない」とか
「できた、できない」の2択になりがちになり、
「犬がどうしてできないか?」とか「どうしてやらないのか?」
と言う風には考えが行かず、
「やらない」と言う結果に対して叱るようになってしまう
事も多いのではないかと思います。

しかし、社会的にはそう言う風にルールを守って当たり前・・
守らなかったり間違いをしたら、それ相応の罰則を与える・・
と言う「減点方式」的な考え方が主流です。
学校でも、校則をしっかりと守っている生徒達が褒められる事はありませんが、
校則を破った生徒に対しては、叱られて罰を与えると言うのが普通です。

学校生活の中で何年間もそう言う教えられ方をしてきたのですから、
犬に対してもそう言う風に接してしまうのは仕方がないのかもしれませんが、
自分が就職した先が、
どんなに仕事を頑張っても評価をされず、給料も上がらず・・
逆にミスをしたら叱られて評価や給料を下げられると言う風に
努力や頑張りが無駄になるとしたら、
やる気も向上心も起きないと思いますし、
「減点方式」では、見つからなければ良い・・
と失敗を隠すようになりますし、
良い習慣は身についていきません・・
なにより、罰則や減点をされる事に慣れ、
自分の楽しみを優先してそれを厭わなくなった途端、
意味も効力も失ってしまうのです。
そして、その先にあるのは罰則の強化・・
しつけと称して虐待へと走らせてしまうような危険な道ですから注意が必要です。

まぁ、大勢の人間を相手にルールを徹底させる為には、
それも仕方が無いのかもしれませんが、
「やって当たり前で、努力や頑張りが認められない・・」
「どんな理由があろうとも、違反は違反・・」
と言う考え方を家庭内にも持ち込むと言うのは、
少し人間味が足りないような気がします。

犬の行動に対して注意をし、
修正をしていくのが「しつけ」だと思いがちですが、
「しつけ」とは飼い主さんが居なくても
犬が自分で考えて正解の行動ができるように導いて行く事だと思います。
その為には罰で犬の行動を制御して行くのではなく、
褒める事で犬の良い行動を伸ばして行くのが良いと思います♪(^▼^)ノ
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犬を救う為に

 2012-11-27
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「ダックスフント27匹捨てられる:どうぶつちゃんねる」
27匹ものダックスが北九州市の公園や路上などに捨てられていたそうです。
新聞では経営難のペットショップなどが捨てた可能性もある。と書いてありますが、
捨てるとしたらペットショップよりも繁殖屋じゃないかと思います。
でも、「捨てるぐらいなら・・」と、
違う繁殖屋が繁殖用の犬として安く買い叩いて行く事も多いそうですので、
一般の飼い主が飼い切れずに捨てたのかもしれませんね?

犬を捨てたり虐待したり・・そう言う事が起こると、
多くの人は「動物の痛みや命が分からないような人がそう言う事をするんだ!」
と思ってしまいますが、
でも、本当はどの飼い主さんにも
そう言う事を起こしてしまう可能性がある事を自覚するべきかもしれません?

犬が可愛い・・
こんなに大切な子を捨てるわけがない・・と思ってはいても、
経済的に飼うのが困難になってしまったり、
親や家族の急な不幸や看病で犬の世話をする時間がなくなってしまったり、
近所から苦情が来ているが、どんなに頑張っても犬の行動の問題が改善せず、
犬の存在自体がストレスの原因になってしまっている・・など、
経済的・・時間的・・犬を育てる知識が浅いなどの理由で追い詰められ、
犬を飼い続ける事が困難になってしまう事もあるのではないかと思います。

また、飼い主さんが
「犬に頼られている・・」とか
「犬に必要とされている・・」とか、
「犬の為に頑張る事」を自分の「存在価値」や「存在意義」とし、
犬に求められる事を生き甲斐として、自分も犬を求めると言う
「共依存」の関係になってしまっている飼い主さんも多いですが、
そう言う飼い主さんに友達や恋人・・子供が生まれたりして、
自分の存在をより認めてくれたり、
より必要としてくれる存在が現れた瞬間、
犬を必要としなくなったり、
犬を邪魔扱いする人も居るようですので、
犬に依存し過ぎるのも注意が必要です。

また、飼い主さん自身がストレスを溜め込んでいると、
犬に対してもイライラした態度をとってしまう事も多く、
つい感情的になって冷静な判断ができずに
反射的に犬に対して怒鳴ってしまったり、叩いてしまったり・・
と言う事もあると思います。
また、真面目過ぎたり、周りの目を気にし過ぎたり・・
優等生だった自分が、
犬の事で笑われたりバカにされたりするのが許せなくて、
ついしつけが厳しくなり、
それが過剰になり過ぎて虐待に結びついてしまう事も多いのだそうです。

ですから、まずは「一人で悩まない」と言う事はとても大切だと思います。
そして、そう言う風に悩んでいる飼い主さんに対し、
周りが厳しい口調でダメだしをするのは逆効果だと言う事・・
ネットなどでは「飼い主が悪い」とか「ペットショップが悪い」とか、
「誰でも犬が飼えるような制度が悪い」とか、犯人探し的な意見が多いです・・
みんな犬を救う為にそう言う意見を言うのだと思いますが、
大切な事は「犬を救う為には、まず、飼い主さんを救う必要がある」と言う事です。

その為には犬に対する正しい知識を身につける事が大切ですし、
犬の事を相談できる友達を作ったり、
犬の事を教えて貰える先生も持つ事も良いと思います。
悩める飼い主さんに対するサポート体制をどうするべきか?
みんなで考えるべきかもしれません?(^▼^)ノ
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2週間目のミッキー君

 2012-11-26
ミッキー君が来て2週間が経ちました。
一時期は甘えてきてくれたりと
積極的に精神的な関りあいを求めてきてくれたりもしたのですが、
最近は再びワガママぶりが発揮されてきています。

動画を見ると、きちんとトイレで排泄をして、
自分からクレートに入っています。
これだけを見ると、とても良い子のようですが、
実際は「これをすればおやつがもらえるんでしょ?」
と言う要求的な行動です。

勿論、正解の行動ですので間違いではないのですが、
でも、そこに「人とかかわろう」と言う気持ちはあまり感じません。
例えるなら、
旦那さんがいつも疲れて帰ってきて夫婦間の会話が無いからと、
奥さんが旦那さんに対し「話をして」とお願いしたら、
会社であった事を一方的に喋って、
「話したからもういいだろう?ごはんにしてくれ」
と言う態度をとっているのに近いと思います。
でも、それはちょっと違いますよね?

多分、ミッキー君側からの「甘え」に対し、
僕が嬉しさと正解を示す為にミッキー君の要求に応えてあげていたので、
それで再びミッキー君が、
「自分の我が通る」と思ってしまったのだと思います。

しかし、それも仕方がないし、当たり前の事だと思います。
犬は機械ではありません・・
心を持っていますから、
一回できたからと言って「良い子になった」と言うワケではありませんし、
いつまでもダメだから「手遅れで変わらない」と言う事でもないのです。
特に何年もそう言う暮らしが続いた後だと
なかなか新しい思考や習慣に変える事は難しいと思います。
人間だってそうですよね?
何年も携帯電話を使っていた人が急にスマホに変えても対応できず、
「イライラする!」とか「携帯電話の方が良かった!」と文句を言う人は多いと思います。
それこそが「習慣の力」の強さ・・怖さだと思います。

ミッキー君の場合も、
新しい生活を受け入れようと言う精神的な気持ちが「甘え」となり、
「自分の我を通したい・・どこまで通るかチャレンジしたい・・」
と言う気持ちが「ワガママ」となるのだと思います。
でも、それは人も犬も一緒だと思います。
「受け入れる気持ち」と「反発する気持ち」を交互に発揮しつつ、
自分を環境にすり合わせて行く・・
だから、飼い主としては犬が理解しやすいよう、
犬が受け入れる気持ちがある時はこちらも受け入れて要求を満たしてあげ・・
犬が反発する気持ちがある時は無視をして、こちらも受け入れないと要求を無視する・・
ワンポイントレッスンとか週に1度のトレーニングとかではなく、
犬との暮らしは毎日の中でそう言う事を繰り返し、
育まれて行くものではないかと思います。(^▼^)ノ
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犬の心と身体のバランスを考える

 2012-11-25
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風邪の季節になりましたが、
「ビタミンCを大量に摂ると風邪を引かない」とか、
「ビタミンCを大量に摂ると老化が防げる」とか言う風に
病気や老化の治療や予防の為に大量のビタミンCを投与する栄養療法の事を
「メガビタミン療法」と言うそうですが、
実際は特に科学的な根拠はないそうです。

では、「ビタミンC」を摂る必要は無いのか?と言いますと、
16世紀~18世紀の「大航海時代」、
航海を大いに苦しめたのが「壊血病」・・
実は「壊血病」はビタミンCの不足により起こる病気で
死者の数も多かったそうですが、
その後、「壊血病」にはミカンやレモンなどが良いと言う事が分かり、
この病気の予防が可能になったそうです。

また、「ビタミン」には「抗酸化力」もあるそうで、
特に「ビタミンA」や「ビタミンE」などは、
癌や心筋梗塞の原因とも言われる
「活性酸素」から細胞を守ってくれる働きがあるそうです。
しかし、アメリカの有名な科学雑誌によると、
「ビタミンAやEのサプリメントをとると、わずかに死亡率が上がる」
と言う研究結果も発表されているそうですので、
ビタミンの過剰な摂取は逆効果になる可能性があり、注意が必要です。

そんな感じで「足らない栄養素」を摂る事で
劇的な効果を発揮する事がある一方、
「高い効果があったから」と大量に摂っても無駄になってしまったり、
逆に悪影響をもたらしてしまう事も多いと思います。
しかし、それは何も肉体に限った事では無く、
心や精神面においても同じではないかと思います。

虐待を受けて人間不信になってしまった犬は愛情が不足しています。
ですからそう言う子には「叱る」よりも
愛情をかけて色々としてあげた方が、
心も身体も早く元気になってくれると思いますが、
だからと言って、元気になった後もそれを続けてしまえば、
単なるワガママ犬になってしまう可能性は高いです。

逆に甘やかされて育った犬に対しては、
おやつを使った「褒めるしつけ」よりも、
犬を無視したり、叱った方が高い効果を得られる事もありますが、
効果があったからと無視をし続けていれば正解は教えられませんし、
いつまでも犬に恐怖を与えて言う事を聞かせていては、
今度は叱られる事が当たり前になってしまい、
叱っても効果が出ない為、飼い主さんが体罰を行うようになったり、
叱らないと言う事を聞かない子になってしまう事も多いと思います。

テレビなどで「この食べ物が身体に良い」と言うと、
その日の夕方にはスーパーからその食材が無くなってしまう事もあるそうですが、
本当に考えるべき事はその食材が良いか悪いかではなく、
それに含まれている栄養素が自分に必要なものなのかどうか?
どのくらい効果があって、自分の身体に合っているのか?
が大切なように思います。
それに、「これを食べれば良い」とか「これを飲めば良い」と言う事ではなく、
「運動をする」とか「睡眠をしっかりとる」とか「お酒やタバコは控える」とか、
普段の生活スタイルを含めてバランスを考える事が重要なように思います。

犬のしつけも同じです。
犬の「しつけ法」や「しつけグッズ」がいくら良いと言われていても、
自分の犬にそのやり方はあっているのか?
どのくらい効果があって、犬が怯えたり嫌がるなどの悪影響はないか?
そして「しつけトレーニング」や「しつけグッズ」をすれば良いと言う事ではなく、
「犬と一緒に遊んであげる」とか「しっかりと犬を休ませてあげる」とか、
「体罰や甘やかしをしない」とか、普段の生活スタイルを含めて
バランスを考えた接し方をしてあげる事が重要なように思います。

飼い主さんの中には、
ドッグフードのラベルにかかれた給与量通りにフードを与え、
太らせてしまったり、下痢をさせてしまったりする事もあるそうです。
でも、その表記はあくまでも「基準」であり、
自分の犬を見ながら飼い主さんが給与量を判断して
変えてあげなければならないと思います。
そして、それは犬のしつけに関しても同じだと思います。
犬のしつけ本やしつけグッズに書かれている事を鵜呑みにするのではなく、
自分の犬を見て、冷静に判断してあげる必要があると思います。

「栄養が過剰ならば減らして行く」
「栄養が足りなければ補充する」
「身体のバランス」を考える事が大切なように、
犬も「心のバランス」を考えてあげる事が何よりも大切ではないかと思います。(^▼^)ノ
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