たまたまです

 2017-07-22
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犬の行動の問題と向き合い、
頑張っている飼い主さんに対し、
「いつもだったら吠えている状況なのに、
 今は吠えませんでしたよね!」とか
「犬が怖かった子なのに、
 今、他の子の匂いを嗅ぎに行けましたよね!」と、
犬の行動の変化をお伝えすると
「本当ですね!凄く嬉しいです!!」と言う反応をするよりは、
「たまたまです」と言って、喜びをガマンするような・・
自分と犬の頑張りを認めてはいけない・・
と言うような口調と表情で言葉を返される事も多かったりします。

「他の子と比べたら・・」と言う謙虚な気持ちや
「まだまだ、調子に乗ってはいけない・・」と言う自戒の気持ち・・
「この程度で喜んではダメ」と言った上を目指す気持ちなどから
そうした言葉が出てくるのかもしれませんし、
「今、上手くできた」と喜んでしまうと
次にできなかった時にガッカリしてしまったり、
ガッカリさせてしまう・・と思うと、つい、
そうした言葉になってしまうのかもしれませんが、
そうした言葉が出てきてしまう心の動きの中には
「ウチの犬にできるハズがない」と犬の事を信じてあげられていない・・・
と言う気持ちもあるのかもしれません?

でも、そんな風に飼い主さんから「過小評価」されていれば、
犬がどんなに頑張っても「たまたま」となってしまい、
褒めてもらえる機会が減って、
犬のやる気を失わせてしまう事にもなりかねないと思いますから、
「たまたま、上手く行った」としても、
そこで飼い主さんがしっかりと褒めてあげる事で、
それがキッカケとなって、次も上手くできるかもしれないですし、
自信がついて前向きに行動してくれるようになるかもしれませんから、
しっかりと褒めて、頑張りを認めてあげるのが良いと思います。

また、飼い主さんが「たまたまです」と答えてしまうのは、
自分に対する自信があまり無いからかもしれないそうです。

それは、犬の行動の問題で悩み、苦しんで
自信がなくなってしまっているからかもしれませんが、
そうして、飼い主さん自身に自信が失われると、
犬の事を褒めたりする事ができなくなり、
また、自分の方が「上」でいなければ・・
「上」で居たい・・と言う気持ちが強くなって、
犬の頑張りを認められない・・
それよりも犬の「あら探し」をして、
犬に対して常に優位に立とうとするような
変な意識が働いてしまう事もあるのだそうです。

でも、他者の短所を探したり、失敗を見つけて安心したり・・と、
相手が自分よりも劣っている部分・・
自分の方が優れている部分を探してしまうのは、
自分に自信がない事の裏返しです。

そして、そんな風に犬の頑張りや成長を認めない事は、
自分の成長を止めてしまう事にもつながるそうですから、
「たまたまです」とか「いつもはもっと悪いんです」と、
犬を否定する言葉を使うのではなく、
「嬉しい」とか「良かったね」とか「やったね!」など、
犬の努力や成長を認め、応援する言葉を使うようにしてみると、
段々と自分自身の頑張りや成長も認められるように
なって行くのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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ため息

 2017-07-21
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何回、注意しても子供が同じ間違いを繰り返す・・
いくらお願いをしても旦那さんが
脱いだ靴下を洗濯入れに入れてくれない・・
そんな風に何回、言っても分かって貰えない時や
相手が聞いてくれない時など、
ウンザリして、つい、「ため息」が出てしまう事もあると思います。

仕方が無いから「ため息」を吐いて気持ちを切り替えて行動に移す・・
そうした心情も理解できますが、
実は何度も何度も同じ事を言うのが面倒臭かったり、
凄く疲れていてコミュニケーションを取りたくなかったり・・
あるいは、厳しい口調で言って子供が落ち込んでしまったら・・
旦那が逆ギレして怒ってきたら・・なんて事を考えると、
伝える努力をするよりも「ため息」を吐いて、
自分がやってしまおう・・と、なってしまう事もあるのではないかと思います。

しかし、ため息を吐かれた子供の気持ちはどうでしょう?
親から具体的な指示やアドバイスも無く、
単に「ため息」を吐かれただけで不機嫌そうに振舞われる・・

なんだか、自分の存在を否定されているような気がして
自分に対する自信を失ってしまうかもしれませんから、
「子供にやらせる」と決めたのなら具体的な指示を伝え、
「自分でやる」と決めたのなら「ため息」は吐かない・・
と言う方が良いみたいです。

職場でもこうした事はあると思います。
他者の仕事に対し、声を荒げるでも細かく口出しをするのでもなく、
ただ単に「ため息」を吐いて「もう、いいよ」と言った感じで
一人で作業を始めてしまう・・

「ため息」を吐かれた方は「うんざりだよ」と言うメッセージを
言われている気がしていたたまれなくなりますし、
そんな風に「ため息」を吐く事によって「嫌な雰囲気」を作り出し、
「嫌な雰囲気を作られたくなかったら言われなくてもきちんとしろ」
と言う無言のメッセージを送っているのかもしれませんが、
話し合いをするのが苦手だから「ため息」を吐いて
自分の気持ちだけを伝えようとしても、
具体的に「どうして欲しいのか?」を伝えなければ
問題の解決には至らないと思います。

そうして、親が「ため息」を吐くだけで具体的な解決策を提示したり、
「子供ができるようになる為にどうしたら良いか?」
と言う「教え」を避けてきた結果、
子供が大きくなってからも他者に具体的な指示ができず、
「ため息」を吐くだけで「こうして欲しい」と言う
コミュニケーションも取れない・・としたら問題だと思いますし、
同じように犬の行動の問題に対しても、
単に「ため息」を吐くだけで何も教えない・・
飼い主さんが全部、代わりにやってあげてしまう・・
と言うのでは、この先もずっと同じ事の繰り返しになってしまうと思いますので、
「ため息」を吐いてガマンをして溜め込むのではなく、
ご近所の犬友達などに相談してみたり、
信頼できそうなドッグトレーナーさんに相談してみたり・・
と、誰かに頼ってみるのも良いと思いますし、
犬が同じ間違いを繰り返すなら
いつもとは違う教え方を試してたり、
何度、言っても聞いてくれないなら、
あなたが聞かないなら私も聞かないよ・・など、
相手の気持ちを動かすような行動をしてみる・・
と言うのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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やればできる

 2017-07-20
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みなさん、
「あなたはやればできるんだから頑張りなさい!」と言ったり、
言われたりした事はあるのではないかと思います。

実力的には充分なのに気持ちが消極的になってしまっている時に
「やればできるよ!」と言って応援したり、
頑張って結果を出した子供に対し、
「ホラ、やればできるんだから!」と頑張りを肯定したり・・

そんな風に「やればできるよ」と言う言葉には、
消極的な気持ちを後押ししたり、頑張りを肯定したり・・と、
ポジティブなイメージがありますが、
簡単に「やればできる」と言う言葉を使ってしまうのは
ちょっと注意が必要みたいです。

そもそも、「やればできる」と言っても、
その子によって「どこまでできるか?」が違ってくると思います。
親はついつい、自分基準で
「このぐらいはできるハズ」と思ってしまいがちですが、
親と子供は別の存在ですので、
同じように勉強をしても同じ結果が出せなかったり、
同じように練習をしても同じような技術が身につかなかったり・・
なんて事もありますので、
「自分は○歳の頃にはもうできていた事なのでできるハズ・・」とか、
逆に「この子は優秀なので自分の時よりも早くできるハズ・・」など、
親の希望や欲目で子供に「期待」をかけ、
結果、子供は「やればできる」と言われて一生懸命に頑張ったのにも関らず
「できない」となった時、強いショックを受けてしまったり、
強い「劣等感」を感じてしまう・・と言う事もあるみたいです。

その結果、「やればできるはずなのにできないのは自分がダメだから・・」と、
頑張る事が嫌になってしまったり、
「やればできる」と言われても、できなかった時の事を怖れて、
やらないまま後回しにしてしまう・・
と言う選択をするようになってしまう事もあるのだそうです。

「やればできる」と言われて行動した結果、
「できない」となれば、残るのは「劣等感」だけ・・
だったら「やらない」と言う選択をした方が、
「自分はやればできる」と言う「期待」にすがる事ができますし、
親に「ダメな自分」を見せる事もなく、
「やればできる子」と言う「期待」をかけ続けてもらった方が
メリットが高い・・となると思います。

そうして、大人になっても「できない」と言う結果を見ないように・・
見せないように・・と、「本気を出せば」と言う理由をつけて
「やらない」と言う選択をし続ける・・
だから、安易な「やればできる」と言う言葉がけは注意が必要みたいです。

ただ、こうした事は犬を育てている時にも言えると思います。
「自分の犬はできない事が多い・・」
「多くの問題を抱えている・・」
と言う現実は飼い主さんとしても、なかなか受け入れ難い事です。
だから、飼い主さんもつい、
「実際にやらせたらできなかった」と言う現実よりも、
「ウチの犬もやればできるんです」とか「家では良い子なんです」と、
やらない・・やらせない理由を付けて、
「この子も本気を出せば」と言う希望に逃げてしまっている事もあるかもしれませんが、
「できる」とか「できない」は良い悪いと言う事では無く、
目標へ向かう為の現時点での確認と考え、
まず、現状をありのまま、受け入れてみて、
そこから「どうすれば良いか?」を考えてみるのも良いのではないかと思います。

また、「やればできる」と言うのは
「やれば結果を出せる」と「結果」を重視している感じが強いです。
だから、やったのに結果が出せなければ意味が無い・・
やっても無駄だし、できなければ否定されている気がしてしまいますので、
「結果」を求めるよりも、まずは「行動する」と言う部分の
後押しをしてあげるのも良いと思います。

勿論、自分の犬に対し「この子はできる子」だと信じる事はとても大切です。
でも、それは「結果」に対してでは無く、
その子自身の「存在」に対して心の中で想う事であり、
その子が失敗をしたり、できなかったとしても、
「あなたの存在価値はなんら変わる事が無い・・」と、
犬自身が感じられるように伝え続けてあげる事が大切だと思います。

犬が「失敗」をしたり「間違い」を起こしても、
最終的に「この子はできる」と信じていれば、
「失敗」や「間違い」も正解に辿り着くまでの途中経過となりますので「結果」を焦らずに、
犬の頑張りを見守るようにしてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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一番でなければ

 2017-07-19
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「努力をする事で今までできなかった事ができるようになる・・」
それは、とても素晴らしい事だと思いますが、
できない事ができるようになったならば、その先へ・・
誰よりもできるようにならなければ・・と思ってしまったり、
子供が思うようにけしかけてしまう・・
と言う事もあるのではないかと思います。

「普通の人ができない事をできる」と言う人が沢山、居たとしても、
その中で一番はたったの一人です。
だから、一番は特別で強い意味を持ち、
一番にこだわる人も多いのだとは思いますが、
「一番にならなければ意味が無い」と言う自分の価値観を絶対だとして、
子供が一番になれたら褒めて、負けた時は厳しい言葉でけなす・・
と言う事を繰り返してしまうと、
子供は「競争に勝てなければダメ・・」とか
「一番で無ければ意味が無い」と思うようになってしまうそうです。

子供のやる気を引き出す為・・
子供の将来の為に「良かれ」と思って発した言葉が
「世界で一番、優秀でなければ喜んではいけない・・」
と言う「呪い」となって、
常に他者と比べてどっちが上か下か・・
勝ちか負けかの思考になってしまい、
他者と喜びを分かち合ったり、
折り合いを付けたりすると言った余裕を失ってしまったり・・

「他者よりも優れていないとダメ」
と責め立てられ、自分の喜びよりも親の喜びの為に頑張り、
期待に応えたい・・期待に応えられなければ捨てられるかもしれない・・
と言った承認欲求や恐怖から必死に努力を続けた結果、
社会人になって親元から離れても常に他者の顔色をうかがい、
他人の期待に応えるため・・他人を怒らせない為に努力を続け、
他者を信用する事ができず・・
自分の楽しみも生きていく目的も見出せず、
自信の無い人間になってしまう事も多いそうですから、
「一番でなければダメ」と言う教育方針は子供の心や自尊心・・
自己肯定感のどこかに歪みを生んでしまいかねない、
とても取り扱いの難しいものなのかもしれません?

そして、こうした事は犬を育てる時も同じだと思います。
他の犬と自分の犬を比べて
「あれができない」とか「ここがダメ」だと否定し、
不必要なプレッシャーを犬にかけ続けてしまうと
犬の自信はドンドンと失われてしまい、
犬自身も「自分はダメなんだ」とふて腐れたり、
反抗的な態度をするようになってしまう事は多いですから、
犬に対して「ダメだ、ダメだ」と注意してやる気を出させようとするよりは、
犬の良い所を見つけては褒めて自信を育ててあげ、
積極的な行動の中から良い行動に対しては肯定し、
良くない行動に対しては否定するのが良いと思います。

「否定をしてはいけない」と言う事では無く、
「否定」は「行動」に対してだけ行い、
「バカ」とか「ダメ」とか「もういらない」など、
犬自身を否定するような事を言ってはダメ・・
と言う事だと思います。

それに、一番を目指すと言っても
そもそも、自分の犬が一番、可愛いハズですから、
実際はそこまで、他の犬と比べる必要はないと思いますし、
そうして、飼い主さんが「他の犬と・・」と比べていると、
犬の方も他と比べて飼い主さんの事が
一番ではなくなってしまう事は多いですから、
「一番、一番」と言いながら、
結局、お互いにとっての「一番ではない」としたら
悲しいと思いますので、
自分の犬を他の犬と比べるよりも先に、自分自身が自分の犬にとっての
「一番の存在」になれるように頑張ってみる・・
と言うのも良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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犬の育て方を間違えた

 2017-07-18
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犬に行動の問題が出てきてしまい、
自分なりに色々と調べて実践してみたけれど、
どれもイマイチ、結果に結びつかなくて、
トレーナーさんの所へ教えを求めに行ったら、
これまでの自分のやり方は全て逆効果だった・・と知り、
「育て方を失敗した・・」と
ショックを受けてしまう飼い主さんも多いのではないかと思います。

犬が吠えるから・・とオヤツをあげて黙らせようとしていたら、
それが、おやつ欲しさの吠えを作ってしまっていたり、、
犬がごはんを食べないから・・とフードを変えたり、
トッピングを加えたりしていたら、
余計に飽きっぽくさせてしまったり・・

今となっては「あの時の選択が・・」と後悔し、
時間を戻してやり直したくもなりますが、
そうして嘆いていても仕方がありませんし、
犬だって「失敗した結果」と思われていては
悲しくなってしまうと思います。

犬の行動の問題は多かれ少なかれ、
どんな子にも出てくる事だと思います。
ある意味、それまでの育て方の中で、
何かが違っていたり、
何か足りなかった部分があるからこそ、
犬は反抗や行動の問題を起こしているのであり、
ある意味、犬は行動で
飼い主さんに間違っている部分や足りない所がある・・
と教えてくれている・・と考えてみると、
犬の行動の問題は「犬の問題」だけでは無くて、
飼い主さんも一緒になって考えて行くべき課題・・
と思えるのではないかと思います。

飼い主さんの中には
「育て方を間違えたら取り返しがつかない」
と思っている方も多いです。
それは「○歳までが勝負」と言った
「臨界期」の影響からかもしれませんが、
脳の研究はまだまだ、分からない事の方が多く、
「臨界期」も仮説の域を出ないみたいですから、
犬も人間も○歳まで・・とは決め付けずに、
何歳になっても成長し、発達し続ける事ができる!と考えて
一緒に取り組んで行ってみるのが良いと思います。

そもそも、「他者に教える」と言う難しい問題に対し、
絶対に失敗をしてはならない・・
と言う方が無理だと思います。
それに、「教えたから」と言って
教わった方もすぐに理解し行動を変えられるわけではありませんから、
数日から数週間をかけて相手の理解度をチェックし、
上手く伝わってなかったら、もう一度、伝えてみたり、
他の教え方をしてみたりしつつ、
また、時間をおいて理解度をチェックして・・と、
長い時間をかけて、教えて行ってあげるのが普通だと思いますし、
もし、間違えて教えてしまったとしても、
正しい答えを教えて上書きしてあげれば良いだけだと思います。

教える側が教える事を諦めてしまったら「間違い」で終わってしまいますが、
教える側が教える事を諦めなければ、間違いは間違いではなく、
正解へ行き着くまでの途中段階なのですから、、
犬の反抗や行動の問題はこれまでの育て方を見つめ直すチャンス
だと思ってみるのも良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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