優先順位の違い

 2018-07-15
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暑い時期になりましたが、
炎天下でも犬をお散歩させている人は意外と多かったりします。
暑い中、アスファルトの上を歩かせている犬を見ると、
「自分の手のひらでアスファルトを触ってみたら良いのに!」
なんて思ってしまいますが、そう言う飼い主さんも
自分が行きたいから行っているワケではなく、
「犬が散歩に行きたがってうるさいから・・」と言う感じで
犬の気持ちを優先させているから
お散歩に行っているのではないかと思います。

飼い主さんは「外は暑いよ」と思っていても、
犬は外が暑いかどうかなんて分かりません・・
家の中がクーラーで涼しければ
外も涼しいと思っているかもしれませんし、
先の事は考えずに「今、お散歩に行きたい」と言う欲求を
優先させているだけの可能性も高いです。

暑い中、犬が散歩に行きたいと言うので行ったら、
最初こそ喜んでいたものの、すぐに歩みが遅くなり、
途中で地面に伏せて歩かなくなってしまったので、
仕方なく、抱っこをして帰った・・
なんて事もあったりしますが、
犬と人間とでは知識も理解度にも大きな差がありますので、
人間側の常識だけで考えて「ホラ、言ったでしょ!」なんて怒っても、
犬は理解ができませんし、「どうしてこうなったのか?」と言う
結果と原因を上手く結び付けられない為、
また、次の日も「お散歩に行きたい」と言うかもしれません?

そもそも、犬からしてみたら
「お散歩に行きたい」と思ったらお散歩に行けたわけですから、
途中で暑くてバテたとしても望みは叶ったわけですし、
暑くて疲れたら、飼い主さんが抱っこをして
家まで連れ帰ってくれたのですから、
要求が通った上に抱っこまでして貰えて嬉しい!
メリットだらけなので止めようとも思わないのではないかと思います。

そんな感じで、炎天下の中、お散歩に行く飼い主さんにも
色々と理由はあると思いますが、
犬と飼い主さんとでは「優先順位」が違う事は多いです。

例えば、犬がお散歩に行きたがっていたので、
公園に行って思いっきり遊ばせてあげよう!と思ったら、
公園までの道のり走ったり、匂い嗅ぎをしていたら満足してしまい、
公園にたどり着いた頃にはすっかりテンションも落ちてしまっていた・・
など、飼い主としては「そこじゃないでょ?」と思っても、
犬は目の前にある「興味」に熱中して
本番の前に燃え尽きてしまう事は多いですから、
犬は自分の思うまま・・その時に興味が沸いたモノに熱中し、
楽しいと思った事に集中して行く・・と考え、
犬の気持ちを優先させてあげる事も大切ですが、
飼い主さんが犬の体力を考えて犬を導いてあげたり、
守ってあげる事も重要ではないかと思います。

また、人間も小さい頃は「終わり」が
よく分からなかったりする事はあるそうです。
みんなで食事をしている時も自分がお腹、一杯になったら
みんながまだ食べていても席を立ってテレビを見に行ったり、
食べ残したおかずで遊びだしたりしますので、
お腹が一杯になったら「ごちそうさま」と言わせて食事の終わり・・
「区切り」を意識させる事も大切みたいです。

まぁ、大人でもAさんが作業を始めたので、
自分は違う仕事を・・と他の仕事に取り掛かり、
それが終わって戻ってみると
Aさんが取り掛かっていた仕事は途中のまま・・
他の作業を始めていたり・・と、
一つ、一つの仕事を最後まで終わらせずに、
他の人の作業に合わせて
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり・・
としてしまう人も居たりしますが、
「終わり」の意識を明確にする事で
一つ一つの仕事に対する意識や責任感は上がると思いますし、
「優先順位」も分かりやすくなって、
より効率的に動けるようになるのではないかと思います。

犬の中にも「終わり」が理解できない為に
オヤツタイムの時もバタバタと無駄に動き回るばかりで
オヤツをあまり貰えない・・と言う犬は多いです。
それは、飼い主さんがオヤツの時間に「終わり」を設けない為に
犬は「いつでも貰える」と思っておやつの時間に集中しなかったから・・
とも言えるかもしれませんが、
そう言う子でも、オヤツタイムの時に
周りの飼い主さん達が「終わり」と伝える事で、
段々とオヤツタイムの始まりと終わりを理解できるようになり、
オヤツタイムが始まったら、オヤツをくれる飼い主さんに集中し、
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり・・
と言った無駄な移動をしなくなるので、
より多くオヤツが貰えたりする事は多いです。

「準備→本番→後片付け」と言うのが基準の大人と違い、
小さい子供や犬は「本番」にしか興味がありません。
だから、犬と飼い主さんとでは優先順位が違う・・
認識や考え方に大きな開きがある・・と考え、
犬の気持ちに共感して導いてあげるのも
良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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自分の正義やルールだけではなく「~かもしれない」を取り入れる

 2018-07-14
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人間の子供も5~6歳になると、
一般的なルールに従って行動ができるようになるそうです。
赤信号は「止まれ」と理解して渡る事を我慢するのを「良し」とする。
そうして、誰かに言われなくても・・
誰かが見ていなくても自分の判断でルールを守れるのは
安全の意味でもとても良い成長だと思いますが、
赤信号なのに渡ってしまう人・・
ルールを守らない人を見つけた時に
「いけないんだ!」と非難をしだしたりすると、
それがトラブルの元になる事もありますので難しい所です。

大人でも、自分の「正義」が絶対となってしまっていて、
相手が自分の思い通りの発言や行動をしないと「悪」とか
「愚者」と言うレッテルを張ってしまう人も多いです。
特に夫婦間などでは、そうした傾向がさらに強まって、
相手の話を聞こうとせずに「どちらかが先に黙るか?」
と言った勝ち負けの問題になったりする事もありますが、
「正義」や「ルール」は公平で
みんなが幸せになるもののようでいて、
実は凄く自己中心的な使われ方をされたり、
協調性や共感を失わせてしまう要因となる事もありますから
注意が必要だったりするみたいです。

それに「赤信号を渡ってしまう人」も、
もしかしたら、怪我や病気の人が居て、
仕方なくルールを破って急いでいるのかもしれませんが、
「正義」や「ルール」を「絶対視」していると、
「どんな理由があろうとも・・」となってしまい、
人間味や共感の気持ちが薄れてしまったりもしますので、
相手の立場や事情を想像する力を育て、
社会には「あいまいな部分がある」と言う事を
教える事も大切になってくるのではないかと思います。

そうした中には、持って生まれた子供の気質もあると思いますが、
親が「こうであるべき」とか「そうであってはならない」と言う風に
絶対視をした教育をしていると、発想力や想像力に柔軟性がなくなって
社会の中で孤立してしまう事もあるみたいです。

まぁ、子供の思考力や発想力を狭まっていれば行動を読みやすくなり、
扱いやすいし、育てやすいのかもしれませんが、
相手の気持ちが深い部分で理解できなかったり、
騙されやすくなってしまう事もありますので、
子供の発言に対しては
「そうかもしれないけれど、こうかもしれないね?」
と違った視点から物事を見る習慣を教えたり、
そうした事を伝える事で相手の気持ちを考えるきっかけを
与えてあげるのも良いみたいです。

特に親との関わりが強い子供は、
親の「善悪」や「ルール」をトレースして、
「自分の考え」としてしまう傾向があり、
そこで他者が親を否定するような事を言ってしまうと
心を閉ざしてしまいますので、
「こう言う考え方はできないかな?」と再考をうながしたり、
「常識ではそうかもしれないけれど、
 ○○ちゃんの気持ちとしてはどう思う?」
と、「ルール」を守る事は大切だけど、
自分の中の気持ちに目を向けさせてみたり、
「あいまいな部分」にも臨機応変に対応できるように
違った視点や思考がある事を言及して行く事も大切だそうですし、
それは、犬を育てて行く時も同じで、
飼い主さんが自分の「善悪」や「ルール」を
絶対視したしつけを行い過ぎると、
犬の気持ちや心を二の次にしてしまい、
犬の心は萎縮してしまうし、関係性も悪くなったりしますので、
「ルールの管理者」は止めて犬の気持ちや考えに目を向け、
共感するようにしてみるのが良いと思いますし、
飼い主さんが「ルール」よりも「共感」を重視しだすと、
犬も少しずつ「ルール」よりも「共感」を重視するようになり、
犬同士のごあいさつの時に相手の犬がルールを守らないと
激しく怒っていた犬も、
少しずつ「まぁ、いいや」となってある程度の無礼は
受け入れられる優しさを持てるようになる事も多いですので、
まずは飼い主さんが相手が思い通りの発言や行動をしなくても
「イラッ」とせずに相手の立場になって「どうしてだろう?」と考えてみる・・
と言うのも良いのではないかと思います。 (^▼^)ノ
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良い未来を期待できれば待てる

 2018-07-13
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子供も2歳ぐらいまでは自分の持ち物を友達に貸せなかったり、
友達やきょうだいとの「半分こ」が
許せなかったりする事は多いみたいです。

しかし、3歳ぐらいになると「あげる」とか「貰う」などの
社会的なやり取りができるようになるそうですが、
それができるようになるまでには、
「あげる」ばかりではなく
「貰う」と言う経験をより多くする事も必要になってくるみたいです。

また、自分の気持ちや望みだけではどうしようもない・・
「仕方がない」と言う事がある事も理解し、
「あきらめる」ができるようになるそうです。

大人は「あげる」と「貰う」はセットであり、
他者との関り合いの中では必須だと理解していますが、
小さくて、社会経験が少ない子供には、
まだ、理解できなかったりしますから、
最初は「貰う」と言う事を多めにして、
「あげる事もあれば貰う事もある」
と言う事を理解させてあげると、
「我慢」もできるようになるのではないかと思います。

また、1人で遊ぶのとは違い、友達と遊ぶようになると
「決定権」が相手にもある事が分かってきます。
「自己主張」ばかりをしていれば、
友達は相手をしてくれなくなるので、
この先の展開を予想すると、、
「今は自分の気持ちを我慢させるべき・・」
と少しずつ学んで行ったりします。

しかし、親がいつまでも子供の言う事を優先させていると、
子供は「決定権は常に自分にある」と理解し、
「譲る」や「我慢」ができなくなってしまいますので、
最初は「我慢」ができる時間も短いかもしれませんが、
「あとで」を期待した「我慢」を教えて行くのも良いと思いますし、
それは、犬に対しても同じで、
飼い主さんが自分の犬をカワイイと甘やかしてばかりいると、
「我慢」ができなくて、犬友達に嫌われてしまう事もありますので、
普段から少しずつ、我慢をさせてみて、
上手に我慢ができたらオヤツをあげるようにしてみたり、
犬友達に協力して貰って、順番におやつをあげてみたり・・
と言うのも良いのではないかと思います。

ただし、自分の犬が他の犬を押しのけたり、
要求的な行動をしたら無視をして他の子にオヤツをあげる・・など、
「自己中心的な行動をするとオヤツは貰えないけれど、
 我慢をすればあとで良い事がある」と言う事を教えながら、
我慢の練習をしてみるのも良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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先の見通しが見えないと後回しにしがち

 2018-07-12
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宿題がある時は家に帰ったらすぐに終わらせて
残りの時間を好きに使う子と、
ギリギリまで自分のしたい事を優先させて、
最後の最後に仕方なく宿題をする・・
と言う子がいたりします。

親からすると、
宿題を終わらせる時間を後回しにすればする程、
寝る時間が遅くなったりするので朝も起きられないし、
そんな事では、将来が心配なので、、
「やるべき事を先に終わらせなさい!」と叱りますが、
子供がどうして問題を後回しにするのか?と言いますと、
先の見通しがつかないから・・ではないかと思います。

大人でも仕事の見通しがつけば、
予定を立てて、大切な仕事から順序良く終わらせる事ができますが、
初めてでよく分からない仕事は後回しにして、
時間が読めそうな仕事から先に片付けて、
最後にじっくりと取り組もう・・と言う事もあると思います。
子供もそんな感じで、宿題を始めたら何時に終わるか分からず、
もしかしたら、やりたい事もできないで
今日が終わってしまうかもしれないから、
まずは好きな事をして、気持ちが満足したら宿題に取り掛かろう・・
とは思うものの、宿題に対するプレッシャーを考えると、
「楽しい」を満足させる事ができないから、
ついつい、ダラダラとする時間ばかりが長引いてしまったり・・

つまり、普段から勉強をしていて、
問題から必要な時間が読める子供ほど、
先に宿題を終わらせて、残りを好きに使おう・・と思えるけど、
勉強をあまりやらず、問題を一問、解くのにかかる時間が
読めなかったりすると、先の見えない不安からつい、後回しにしてしまう・・
と言う感じになってしまうのかもしれません?

そう考えると、勉強を効率よくやれるようになる為には、
ガミガミと注意するよりも、親がストップウォッチを持って、
一問、あたりにかかる時間を
子供に意識させてみたりするのも有効かもしれません?
そうすると、子供が問題を早く解こうとして集中力が上がったり、
分からなくて時間がかかりそうな問題は後回しにできるので、
テストの時も時間が足りなくなる事もなくなると思います。

でも、そうして、経験が少ないばかりに先の展開が読めず、
結果、やらなければならない事を後回しにしてしまう・・
と言うのは、犬の飼い主さんにもあるのではないかと思います。

特に犬のしつけは効果がハッキリと出ない事も多いですし、
この先、どのくらい続ければ良いのか?が分からなくて、
つい、自分のやりたい事を先に・・
となってしまったりしますが、
そう言う時は「結果が出るまで」と思わずに、
「5分だけ・・」とか「10分だけ・・」と、
時間で行ってみるのもプレッシャーにならなくて良いと思いますし、
結果よりも「行動をしている」と言う事に注目し、
行動している自分を褒めるようにして、
自分に対する小さなプレゼントなどをしてみる・・
と言うのも良いのではないかと思います。

犬の行動の問題に悩み悩んで、
最後の最後に仕方なくしつけをはじめる・・と言うと、
それまで、しつけをしてこなかった分、
やり方も分からないし、どれくらいで結果が出るかも分からない為、
先の見えない不安とプレッシャーから、
「もういいや・・」となって
「お散歩には行かない!」となってしまう事もあったりしますので、
簡単な事を少しの時間でも良いので、
普段から犬に教えるようにしてみると、
いざと言う時もある程度の見通しがつくと思いますし、
見通しがつけば、やる気も出てくるのではないかと思います。(^▼^)ノ
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数ミリの傾きの延長線上

 2018-07-11
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人間の子供を育てる時、
「三歳までが勝負」とか「十歳までの育て方で決まる」
などと言われる事が多いですが、
子育てに遅すぎると言う事はないそうです。

それに、10歳をすでに越えていたらどうだと言うのでしょう?
「もう遅いから・・」とあきらめて、
過去を後悔しながら生きて行けと言うのでしょうか?

それだったら、「今、ここで何ができるか?」とか
「どう行動するべきか?」と前向きに考えた方が
良いのではないかと思います。

そして、それは、犬を育てる時も同じで、
「もう5歳だから・・・」とか「もう8歳だから・・」
と言う飼い主さんも多いですが、
そんな事を言っても、これからも犬との暮らしは続きますし、
今の犬に対する接し方の延長線上に
これから、犬がどう成長して行くか?があるのですから、
飼い主さんが考え、判断し、行動をするかしないか?は、
とても重要な問題になってくるのではないかと思います。

勿論、何年間も放っておいた問題を
いきなり変えるべき・・と言う事ではありません。
犬が頻尿になったから外散歩を室内散歩に・・とか、
飼い主さん自身が歳をとって歩くのが大変だから
お散歩は無し・・なんて言うのは、
犬に与えるストレスも大きくなってしまいますから、
最初はほんの少しずつ・・が良いと思います。

船だって、ほんの少し舵を傾けただけでも、
そのまま進んで行けば、数キロ先では、
全く、違う方向に到着してしまうように
犬に対する接し方だって、ほんのちょっとの変化でも、
数ヵ月後には大きな変化になっている可能性もあるのです。

例えば、一日に二回ぐらい、
「オスワリ」「オテ」「フセ」などの
コマンドコミュニケーションをしてみる・・
と言うのはどうでしょうか?
一回の練習時間は3~5分ぐらいで良いと思います。
そして、犬が正解の行動ができたらオヤツをあげるようにして、
それを毎日、続けるようにしてみると、
段々と犬も飼い主さんとの
コミュニケーションを楽しみにしてくれるようになると思いますし、
飼い主さんの言葉に対する反応や動きも良くなって行くと思います。

ただ、「オスワリ」「オテ」「フセ」の流れを
毎回、同じにしてしまうと犬の方が先回りをして、
勝手に、オスワリ、オテ、フセの動きをして
「オヤツを頂戴」と言った顔をしたりしますので、
問題はランダムに出題するようにしてみると、
飼い主さんの言葉をより、しっかりと聞いてくれると思いますし、
ランダムなクイズが楽しくなって、
コミュニケーションに対する積極的も上がってきてくれると思います。

そうして、犬がコミュニケーションを楽しんでくれるようになると、
「オスワリ」「オテ」「フセ」だけでは、
お互いに飽きてしまうので、
そこで、新しいコマンドを一緒に練習してみたりするのも良いと思いますし、
そんな感じで一日に2回、たった3~5分の練習が、
数ヵ月後には劇的な変化になっていたりする事もありますので、
過去を振り返って、今を後悔するよりも、
未来を見据えて、今を楽しんで行動するようにしてみるのも
良いのではないかと思います。(^▼^)ノ
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